まるで成長していない
一応『魔王と踊れシリーズ』の最終作という名目なのだが、正直改善が見られない。
今までのシリーズですら怠かったダンジョンパートは相変わらずやっていて苦痛
敵のグラフィックもショボく、ダンジョンゲーとしては非常にチープ
あげく回復魔方陣大幅削除・序盤の範囲魔法弱体化など前作で有利だった点を軒並み削っただけの雑な難易度調整
そのうえ中盤を過ぎれば無敵化魔法などを覚え途端に難易度が下がる始末
ジョブチェンジシステムは各キャラ2択にもかかわらず使える使えないの差が大きい
装備は前作の固定装備をひたすら強化から、装備を自由に選べるようになった
しかし、店で買った後ダンジョンに行かなければ装備変更できないという謎の仕様
テストプレイをして不便だと思わなかったのか
シナリオ面でも評価は厳しい。
前作・前々作と中世ファンタジーで世界観は良かったものの、今作ではいきなり異次元航行浮遊戦艦が登場。
騎士・魔法・ドラゴンの世界に突如登場するオーバーテクノロジーに萎えさせられる。
それが何の脈絡もなく主人公側のものになるので、ただ主人公側TUEEEEしたかっただけ感が酷い
シナリオ担当は3人いるが、前作からの続投が1人のみなのでその弊害か
ディレクターがまとめるなり前作までとライターが整合性をとろうとするなり出来なかったのか
ヒロインたちもほぼ最初から主人公に対し好感度MAXなので仲良くなる過程を楽しめることもない
主人公も主人公で斜に構えた非戦闘キャラなのでウザいことこの上ない
唯一ネタになるのは処女膜に配慮する触手(笑)くらいだろうか
非攻略キャラの凌辱において触手が処女膜を避けて挿入するという謎の処女厨配慮
かわいた笑いを誘ってくる、もはやギャグ
声優の演技も正直微妙
個人的にエアリエルという魔族キャラのデザインが好きでプレイしたのだが、演技のひどさに辟易した
この鼻声は何とかならなかったのか。エロシーンでのあえぎも下手だし
この作品の売りはシリーズ通して神奈月昇氏が原画担当をした、それ一点に尽きる。
それ以外に評価できる点がない。