ランクエは最初からこうあるべきだった
ランクエベースじゃそうたいしたことないんじゃないかなぁ、と思っていた。
いい意味で裏切られた。ちょっと違うだけのはずなのに、だいぶ楽しい。
思うに、ランクエはあんまりエンターテインメントじゃなかった。制約下で内向きに詰めてゆく感じの、生理的になんか楽しくないゲームだった。
マグナムはいい意味で雑い。パーティ入れ替えの拘束なんてゆるゆるで機能してないし、レベルダウンもペナルティとしてはほとんど機能してない。ランクエの美点は多くが消えちゃってる。
でもその方が圧倒的に楽しいんだからそうすべきじゃないかと。できれば最初から。
で、最初からそうすべきなら解はランクエにならなかったはずなのだ。ランクエを改造したものと、最初から拘束を意図せずに作ったものとどっちが楽しいかという話。
その意味で、ランス6レベルの点は付けられなかった。
シナリオについて。
スカスカ感があったものがだいぶ詰まった。パラメータだけ用意したようなキャラがたくさん、ではなく一人一人個性あるキャラとして生きてる状態になった。話も相応に盛り上がるようになった。
ああ、これでこそランス8だ。ナンバリングタイトルと言える。
「主人公好き好きな汚いところのないヒロイン像」に食傷気味な身としては不快にならない程度にいろんな方向向いてるキャラたちが心地いい。人命が重くない世界もまたふさわしい。
最後に、ランスシリーズは好きだけどランクエでうんざりしたり楽しめなかった人へ。マグナム買い足す出費はたかが知れてるのでマグナム入れないともったいないと思う。