方向性は変わったが悪くはない
青春スポ根モノという王道かつ、過去作よりは大分軽いが、名門校ならではの上下関係や実力主義といった
苦悩などの暗い面の描写は相変わらず顕在。
魅力的なキャラが多く。それぞれに過去の掘り下げもあり、全員に感情移入できる点も良かった。
残念な点として、過去作では選択肢が印象的なメーカーであったが、
今作は4人のヒロインから選ぶというありふれた選択肢のみかつ、
個別がSEX→問題解決→数年後というオマケ程度の薄さなのはいただけない。
テレプシコーラ描写も、回数を重ねる毎に単調になりがちで、文字だけでは凄さが伝わり難い。
粗は目立つが、メーカーとしての新しい可能性は見せた一作。でも次回はやっぱり重い話が読みたい。