全ルート攻略終了したので更新、久々に引いた大当たりでした。長文感想はネタバレを出来る限り控えて書きました。
私がこの作品で一番いいと思ったのは程度の差こそあるものの、すべてのキャラのシナリオに意味があり物語の根幹につながっているということです。
ひとつひとつのルートをこなしていくごとにピースが埋まっていきだんだんと全体が見えてくる感覚にワクワクしながらプレイをしていました。
どのルートもある程度の質を保っており安定して読みこなすことが出来ました。
明日歩ルートだけは少し微妙でしたが…。
期待していた裏のルートは全体をきっちりと締めるようなルートではなく、1キャラのルートといった感じだったのは少し残念でしたが内容はいいものでした。
残念な点を上げるとするのであれば
色々なイベントを詰め込みすぎて共通ルートが長くなっていることです。
個別ルートのようなイベントも結構あったのでそこら辺の配分はもう少し変えたほうがよかったと思います。
あとは回想枠の数と1枠ごとの濃さ、これらに関してはこのメーカーの前作より明らかにパワーダウンしてしまいました。
それとこももとこさめ姉妹のレズネタが鬱陶しいことは結構なマイナスになりました。
普通の作品に必要な要素だとは思いませんし、それにCGがそれなりの枚数割かれていたのも無駄としかいえません。
大事な場面でのその話題が引っ張られたりして本当に残念でした。
この減点要素がなければもう少し加点していました。
しかしこれらのマイナス要素を差し引いても素晴らしい作品であったと言えると私は思います。
原画に関しては文句ありませんしキャラも一部の問題要素以外はいいキャラクターが多かったと思います。
私にとって現時点で今年一番で、おそらく今年全体でも有数の作品となると思います。
このメーカーの今後が非常に楽しみになる一作でした。