面白いところは面白い。なるべくストレスを感じないように遊びたい。
カラオケ店をマネージメントするゲーム。システムは洗練されておらず、
経営破綻しないようにプレーするには恐ろしく地味な画面と短くない時間
対面しなくてはならない。
シナリオには面白い部分が多いと思う。
特にゲーム冒頭の皮肉めいた一連の文章や、
このライターが得意とするアホキャラの描写は気に入った。
地に足の着いたトラブルで人間らしく振舞うキャラクターには魅力を感じるし、
共感できる。降って湧いた様な出来事ではなく、ヒロイン達の性格や行動が
災いしてエピソードを作っていくところが良い。
後半から一応センチメンタルな展開にもなるが、このあたりはつまらない。
エロシーンもしょぼい。
ところでこのゲームを楽しむには、さっさと攻略サイトを参照すると良い。
エンディングを見るのに必要なイベントの発生条件に分かりにくいものがあるが、
遊びづらいゲームシステムの為に、イベントを見つけようと繰返しプレーするのは
時間の無駄でしかない。そもそもそんな気も失せる。
攻略記事を見たところでやはり面倒で、キャラクター別エンディングの数だけ
周回するのも忍耐が必要だろう。ゲーム機版は遊んでいないが、その辺りが
改善されているということなので、近いうちに手に入れようと思う。
ゲーム本編には関係ないけど、KOTOKOの歌う主題歌がいい。地味だけど明るい
メロディーのバンド曲で、ゲームのパッケージにはこの歌を含むサントラがついてくる。
ゲーム中それというような記述はなかったと思うけど、コレもやっぱり札幌が舞台
なのかな?emuの他のゲームで見たのと同じ背景が使われている気が。