幸せになるまでのとても長い道のりをたどり、過程を振り返って今の大切さを噛み締めるゲーム
[総評]
3人から2人になること、2人から1人を選ぶことの難しさが痛いほどわかり、逃避したくなるゲーム
序盤～中盤は主人公に腹が立つが、完走するとお前よくやったよ…頑張ったよ…になる
たまにある雪菜とかずさが直接気持ちをぶつけ合うシーンが、主人公への深い愛が伝わってくるので個人的に大好き
Hシーンはもう1人のことやそれまでの過程、心の繋がりを思い描くと個人的にめっちゃ抜けたので、エロゲとしても高評価
[千晶√]
登場人物としての千晶の存在は異質で、シナリオはとても面白かったが、キャラとしての魅力がイマイチだった
[麻里√]
可もなく不可もない√
よくある展開でほかの√と比べて心に響かなかった
[小春√]
鬱度高め、ひたすら辛い√
小春のまっすぐな感情が突き刺さり、どうあがいても嫌いになれない、守ってあげたいメインヒロイン2人に負けない強さを持ったキャラ
ED前の雪菜とのやり取りで全部持ってかれた
[雪菜√]
無難、予想通り、ありきたりだけどしっかり全員が幸せになる√
これ以上の結末は求めないし、WHITE ALBUM2の正しい結末だと思う
ここまでの過程と終わり方だけでこのゲームが神ゲーに値する
アフターも最高…
ここまで幸せにやってくれたら100点です
[かずさ√]
ひたすら心が痛くなる√
WHITE ALBUM2の本質が詰まっていた
かずさとの正しい向き合い方を見つけることの難しさと、すべてを捨てて正しく向き合えたことの喜びは何にも代えがたいものがある
最後のPOWDER SNOWは蛇足感あるが、雪菜なりの祝福と解釈すると納得できる
こっちのアフターも最高…
泣かせてくれるぜ
[かずさNORMAL]
TRUEとは正反対の、背徳感や逃避を楽しむ√
2人だけの結婚とか、最後の雪菜とのやり取りとか、隠していた感情が露わになるのが良い
個人的にかなり好き
(「不倶戴天の君へ」プレイ後追記)
この過程が見たかった…
雪菜派としては涙なしにはプレイできなかった
雪菜の積極的な献身から壊れていくまでの過程、そしてかずさとの友情のこもった気持ちのぶつけ合い、最後に2人で立ち直って同じ道を歩めるようになるまでの流れ
ここに雪菜の全てが詰まっていた
これまでは雪菜をただのエロゲヒロインだと見ていたが、この過程で雪菜のさらなる弱さと強さを知って、人間として大好きになった
これこそが雪菜のリアリティだと思う