血が繋がっていなくても心が通じ合っていれば家族なんだなって
社会からドロップアウトした人たちが寄り集まって支え合って生きていく、という後発だが夜ボクに近い性質の作品。問題の完全な解決には至れず辛い経験をしながらもそれを背負って前に進んでいくようなところが、大団円で終わらせがちな並の萌えゲーとは一線を画している。
一番感動したのは準ルートラストだが、自分のルート以外での真純の温かさや青葉の不器用な優しさも感動的。本人のルートより他人のルートで輝くキャラクターが多かったような。
古い作品であるから仕方ないものの、システム周りは過去最低の不便さ。
寛が感動の鍵になり得るのに、それを今一歩活かしきれていないところも惜しい
最後のおまけははっちゃけすぎw 今までの感動はどこへ。ほぼ全キャラ登場するお祭り感はおまけとして求められているものではある。小夜ちゃんのかわいさが際立っていた。
個別ルートに入ってからのおおまかな流れが全て同じというのも特徴的。
既読判定がないので、何度も同じイベント(特に家族計画終了の日)を見せられるのには辟易するが、各キャラクターの行動を別ルートでは違った視点から見られるのはおもしろい。
私事ですごくどうでもいいけどちょうどこれプレイしているときに現実の家族が崩壊しました←