見事に期待を裏切られた作品。どこが凌辱なのか。
嫌がる女を無理やり――というのが、私の「凌辱」という言葉に抱くイメージなのですが。
もし私の考えが合っているならば、本作でやっていることは凌辱ではないと思います。
一番最初は、やや抵抗するヒロインはいますが、2回目以降は、全員喜んでいます。
あろうことか、中には主人公に対し、最初から好感度Maxのキャラもいます。
凌辱ゲーの醍醐味は、嫌がる女を無理やり犯し、
堕ちていくさまを高いところから眺めることではないでしょうか!?
しかし、このゲームにはそんな大事なところがありません。
エロゲーごときにここまで腹を立てる必要はありませんが、
完全に絵と謳い文句にだまされた私としてはかなり悔しいです。
絵は良かったですが、ストーリ・テキストはパッとせず、
音楽もあまり印象に残りませんでしたので、50点としました。
いくら絵が良くても、設定・ストーリをおざなりにしすぎては、
抜きゲーとしても使い道がありません。