3人攻略完了時点では、締まりのないシリアスシーンにがっくしだったが、緋の月編に入ってから間寺司氏の熱演のおかげでかなり熱い展開に。ただ、ここでもショボイ戦闘シーンが足を引っ張っている感じ。いろいろともったいない作品。
500円で売っていたので思わず買ってしまいましたが、十分すぎるくらい楽しめました。
レコンキスタが好きな人は楽しめると思います。
期待せずにプレイすると裏切られる。そんな作品です。
【良かった点】
○シナリオ
ありがちなストーリではあるが、悪くはなかったです。
特に神崎と椿の兄妹愛はよかったです。
○音楽
文句なし。ゲーム本体と共に埋もれさせておくにはもったいない。
△CG
メインはねこにゃん先生担当ですが、まだまだ発展途上という感じ。
霧を見るとカトレアを思い出してしまう・・・
【悪かった点】
▲シリアスシーンに締りがない
戦闘描写があっさりしすぎなうえ、ヒロインの変な口癖のせいでどうにも緊迫感が安定しない。
ただ、緋の月編は、間寺司氏の演技のおかげでかなり良くなります。
▲主人公・・・
できれば惣一の成長とかを絡めてほしかったなぁ。
神崎も惣一に注目しているような発言をしているが、最後まで見せ場がなかった。
というか、霧と神崎の存在感が大きすぎる^^
ボリュームについては、この程度でちょうどいいと思います。
オーガスト作品のようにどうでもいい日常シーンをだらだら続けるくらいなら、
密度を上げてこれくらいの長さでまとめてくれた方が良いです。
得点は80。古い作品なのでかなり甘めにつけました。