面白いが、もう少しシナリオのボリュームが欲しかった。 攻略順は少し気にする必要あり
シナリオについては、共通ルートはある程度分量もあり、これからどんな話になるのか楽しみだったが、個別ルートに入るとどのルートもシナリオ分量が少なかった為、世界観に入り込む前にあっさりと終わってしまい少し残念だった。
体験版範囲では出て来なかったキャラ(観月√のみに出てくる)もぽっと出でどうしてここまでの状況になるのか出会ってからの展開があまりにも早すぎてイマイチついていけない部分もあった。だが、どのルートも主人公の所々の不甲斐ないポイントが大丈夫ならとても面白く、メインサブ含めてどのキャラもとても魅力的に感じたので、もっと個別ルートで深掘りしてくれれば更に面白い話になったのではないかなーと勿体なく感じた。
攻略順は共通の最後の方に5+BAD直行の1で6択の為自由に選択できるが、朔夜と雫と観月ルートは後回しにしたほうがいいと思う。
特に観月ルートは最後にしないと他ルートのネタバレをいくつか食らってしまい他ルートの楽しみが減る為観月は最後にプレイするべきだと思う。というか他ルートクリア後に観月ルート解放でもよかった気がする。
ポイントにしていたゲームシステムは、期末テストの場合だと共通ルートではカンニングの選択肢があり、その選択をすることにより回避できるが、他は回避不可。だが、そこまで難しくない問題を6割以上正解すればいいだけなのでそこまでストレスでもなかったし、こういったミニゲームがちょっぴりあるのもアクセントとしては良かったと思う。裏暴きモードに関しては体験版範囲だとどうみても正解とネタの選択肢の2択しか無い為不安要素だったが、製品版範囲は共通と一部個別ルートでは同様正解orネタの2択だったが、ルートによっては分かりやすいものの2択問題ではなくなり、そのキャラの考えている事がこのシステムによってすんなりと頭に入ってきた為、上手く機能していたのではないかと思う。
CGは複数絵師でメインサブ含めて一人しかやっていない関係上からさやかがちょっぴり浮き気味な印象を受けたが僅かに~といった感じなのでそこまで違和感は無いし大好きな絵師だったので問題ナシ。他の絵に関してもCG彩色共にどれもハイレベルでとても良いと思う。特に朔夜のはにかんだ笑顔のCGは最高に良かった。
Hシーンは全キャラ3+アフターで1と京子に1の21シーンだが、シナリオ同様短めで、もう少し尺が欲しかった。HCGはCG同様とても良かったので全体的に見ればまぁまぁ良いかなといった印象。コンセプト通り全シーン着衣・半脱ぎで黄金水アリのシーン多めだったので、刺さる人には刺さるのかなと思う。
全体的に見るとキャラの魅力とCGの良さで概ね満足だったものの、シナリオのボリューム不足感だけが気になった。とはいえ、メインが5人だと考えると仕方なかったのかも?
でも、ライター複数なら最初からそう言ってもよかったのでは?とは思う。 ライターが好きで買う人もいると思うので・・・