悪くはないんですがねぇ……なるほど二周はおすすめ出来ません
「大戦略」シリーズで名を馳せた石川淳一氏の企画作品。
とはいえ、「大戦略」よりも「凱歌の号砲」に近い感じです。
(この続編の「心ヲサガス」のほうが、より「凱歌~」ぽいですが)
SLGパートですが、私は楽しめました。
戦い方にこだわれば難しい面もありますが、普通に戦線を築きつつ各個撃破していけば、終盤の80vs30でも苦もなく勝てる仕組みになっており、ゲームバランスは絶妙かと。
初期配置が自分で出来たり、ある程度は好きな兵器を買い揃えることが出来たりすれば更に良かったんですが、そのへんを導入すると簡単すぎてしまうのかも知れません。
シナリオも考えて作られており◎。本筋である内戦の話もさることながら、随所に仕込まれた軍事ネタもなかなかです。捕虜を懐柔するのに即Hってどうよ、とも思いましたが、その辺はエロゲーだしどうでもいいです。
というのが一周目の感想。
二周目に突入しました。うわー飽きるー。個別ルートが差分程度にしか思えないー。
ゲームのメインがADVパートかSLGパートかを考えたとき、もしADVがメインだとすれば個別のシナリオが弱すぎますし、SLGメインだとすれば最後の何面かはルートごとマップにしてほしかったところ。毎回同じ全15~16面を6周も7周も、というのは流石にいかがなものかと。
どうでもいいんですが、ダスティのドジっ子ぶりはやりすぎでしょう。何もないところで転んで銃暴発(それも日常的に)というネタがありましたが、普通なら一度で「もうお前は銃を持って歩くな」とでもなりそうな気がしますし、そもそも明らかに戦闘に不向きなんだから、後方部隊送りか、せめて戦闘させなくていい担当にしましょうよ……とはいえ気付いたら(占領経験値のせいで)ダスティのレベルが群を抜いて高くなっている罠。
で、サムの話し方があんななのは、イタリア訛り≒関西弁というKOF以来の(間違った)イメージでしょうか?