キャラゲーと思ったら、良かれあしかれ裏切られました
今や「リリカルなのはの人」となった都築真紀氏のPC参加第一作。
♂♂ルートありということで一部の人には有名ですが、ほかにもヒロインが同性愛者だったりDV被害者だったり愛人経験ありだったりと、一筋縄ではいきません。中盤までのフツーな展開に騙されると、足元を掬われます。
ところが、そんなダークなお話も、テキストが悪いのか演出が下手なのか、勿体無いことに相当あっさり風味。鬱風味な衝撃告白シーン等も「うわあそいつは大変だったねー(棒読み)」という感じです。
また、キャラによってシナリオの出来に差があります。光(響)・雪音は結構がんばって作ってるんですが、らめみルートはヤマ無しオチ無し。るきルートに至っては存在したかどうかすら記憶にありません。空・旬についてはコメントを控えさせていただきます(まあ、♂♂がダメならルート回避すればいいだけですし)。
上記点数は、良いシナリオのみ抜き出しての瞬間最大風速とご理解ください。
古いゲームですが、都築バブルに便乗した再パッケージ版が出ています。が、そちらには余計なオマケ(ミニゲーム等)が付いており、イメージをブチ壊してくれるので、個人的にはオリジナル版をお勧めします。
(システムに関する追記)
Win XP以降では、システムの問題で起動できませんのでご注意。(Win7のMe互換などでインストールしてもダメ)