幼馴染み?魔法戦士?それってアレじゃないの? そう思ってた時期が私にもありました。
というわけで、スイートナイツやジブリールの劣化版くらいかと思ってたんですが、なかなか楽しめました。
まず、エロは十分。シーン数もさることながら、CGにも随所にこだわりが見られます。テキスト面では、ヒロインのエロスイッチが入ったかのように乱れまくるところに違和感がありますが、エロゲーのエロシーンと割り切れば納得。
ストーリーも考えて作られていると思います。但し聊か言葉遊びの要素が過ぎている気も。ハルヒシリーズを読み込んでる人や、エヴァンゲリオンを研究してた人には面白いのかも知れません。私はどちらでもありませんが。
終盤になると、この言葉遊びは急加速。しかも結局は正義の味方サイドが負けることもあり、読むのが苦痛になります。エピローグに至った理由も説明不足。まぁ十六夜が負けた時点で、この展開は予想はできましたが……なんでループしてるの? なんで十六夜の髪の色が変わってるの? ていうか結局、主人公どんだけ偉いの?
ラストを(例えありきたりでも)ハッピーな方向に持って来てもらえれば、また評価が変わったでしょう。
一本道なのも残念です。フォーミュラも良いキャラなので、彼女のルート(主人公と結ばれなくていいです、ただ幸せになって欲しいんです)やハーレムルートもあれば良かったかも。まぁ、ゲームの主旨が十六夜とベタベタすることである上、あのEDじゃ難しいか……
なお、音楽面(ボーカル曲ふくめ)は相当弱いですが、誰も期待してないから別に良いですね、はい。
→と書いておりましたが、ボーカル曲(ALBA)をフルで聴いたらなかなか良い曲でした。ごめんなさい。
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