外装は変化球だが、中身は「ちょっと良い陵辱ゲー」
媚薬だか麻薬っぽい成分と思われる「毒」の唾液を持つ主人公が、篭絡した財閥令嬢と組んで、博覧会のコンパニオンとして世界中からやってきた娘さんを堕とすという話。
せっかくキャラが6ヶ国から集まっているのですが、民族衣装以外はあまりお国柄が生かせていません。レイラがスコーンを焼く話とか、グエンに生春巻きを語らせるといったことはあるものの、もっと文化や宗教を絡ませて欲しかったところ。「せんせいがおしえてあげる」くらい外国人してたら良かったんですが……
そもそも、女性陣が(日本嫌いなレイラ含め)みんな日本語ペラペラ&主人公は英語すら覚束ないというのは設定としてどうだろう……ついでに言うと、悠里の京都弁もイントネーションが怪しいです。
Hシーンは悠里以外は各11+悠里3。ただし、これはコマ切れにしたシーン回想ベースでのものですので、実質は各5つくらいです。また、一部キャラに3~4Pがあるものの、ハーレムHはありません。非常に残念です。
一応、キャラは徐々に淫乱モードに落ちていくような感じになっているので、そういうのがお好きな方には良いかも知れません。
なお、もれなくアヘ顔があるので苦手な方は注意。
EDは、悠里は実質のBADで、それ以外は2個ずつ。基本的に「毒」を注ぎこみ続けると白山のもとにキャラが送り込まれて人格破壊ED、注ぎ込まないと主人公の手元に置かれるEDになります。ちなみにハーレムEDはありません。非常に(ry
まぁ、外国人キャラばかりというコンセプトのゲームは少なかった上に、しかも陵辱系となると殆ど無かったため、その着眼点については高評価。が、全体的なデキとなると物足りなさが否めません。
また、CGモードの未登録箇所に「No Date」(日付無し?)と表示されたり、ロードするとテキスト速度がデフォルトに戻ったりと言うような細かい粗もありました。(※この点は、パッチで修正されました)
【余談】ベトナムではグエン(阮)姓が人口の4割~6割を占めると言われるほど多く、お互い名前(ファーストネーム)で呼び合うそうです。従って、グエンがグエンと呼ばせているシーンは、いささかアレー?と言うことになります。