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Ryo@0371さんのいろとりどりのセカイの長文感想

ユーザー
Ryo@0371
ゲーム
いろとりどりのセカイ
ブランド
FAVORITE
得点
33
参照数
1520

一言コメント

"恋が知りたかった"少年が紡ぐ、優しい"恋"と"約束"の異世界ファンタジー

**ネタバレ注意**
ゲームをクリアした人むけのレビューです。

長文感想

…とかイイ感じの題を付けてはみたが、所詮はフェイバリット史上最低の糞ゲーだった。
本作をプレイ終了直後の私は今、非常に強い怒りの気持ちで溢れている。

まず第一に、ほとんど"泣ける"要素がなかったので大幅に減点した。
泣けなきゃ意味ねぇんだよ、ここの作品は!!
話が良くて泣ければ良いとかじゃなくて、"恋愛"が何たるかを知らないような私でも、"恋がしたい"・"恋がしてみたい"と思うくらいのインパクトを秘めている魅力が前作にはあったのに…。
"恋することとは、人を愛することとはどういうことか?"
"果たして恋愛とは良いことばかりなのか?"
"なぜ主人公とヒロインは互いに惹かれ合うに至ったのか?"
"彼・彼女のどのような気持ちが恋する気持ちへと変わっていったのか?"
"何故、この主人公・ヒロインは、恋をしなければいけなかったのか?"
上記のような要素が、前作ではキレイに且つ感動的に描き出されていた。
恋するまでに至る過程や気持ちの変化、ヒロイン視点の内面描写などに加え、ルート終盤には恋愛的な意味合いの問題提起を残すという、かなり恋愛描写に拘った恋愛的メッセージ性の強い作品を出すのがココのメーカーの強みだったのに…。
それなのに、今作ときたら…。とんだ茶番だった。
星メモっぽい二番煎じ的ファンタジー作品を作ろうとして失敗した感じだ。
間抜け感が半端ない (嘲笑)wwww

プレイ途中までは物語の世界観・深まる謎や伏線にワクワクドキドキし、大いなる期待に胸躍る気持ちで90点台をマークしていたのだが、鏡・つかさルートから雲行きが怪しくなり、段々とソワソワして不安な気分になっていき…。
そして最終的には真紅ルートも、伏線を含む物語の謎である"セカイ"の真相が明かされ、よく分からんが結ばれてメデタシメデタシと言う形にww
真紅ルートで"いろとりどりのセカイ"の本を閉じようとする悠馬に真紅が言った言葉を今ここで引用したい。
私の気持ちは、この一言で完結する。
「まさか、これで終わり? これで、さよなら……?」
それはコッチが言いてぇよ!
藍が不憫過ぎる、ホントに。
私は当初、前作『星空のメモリア』と同様に隠しヒロインとして藍ルートがあるとずっと思っていたのだが…。
ねぇのかよ、ふざけんな。
藍ルートねぇのオカシイだろ。
FDへ引き延ばしの分割商法なんだな? 糞が!!
露骨で姑息な販売商法にムカついたの、初めてだよ…。
そもそもちゃんと終わってねぇし…ナニコレ…?
物語として不完全燃焼、いや燃焼すら碌にしてないんだけど。

とりあえず攻略した順にレビューする。
公式攻略順である「加奈→澪→鏡→つかさ→真紅」でプレイすることをお勧めするが、私は「澪→鏡→つかさ→加奈→真紅」の順でプレイ。
…はあ、なんでこんな糞シナリオ、会社側はOK出したんだよ…?
神経疑うわ、マジで。ホント。ナニ考えてんだよ…。

澪ルートは、個人的にはまあまあ良かった。
赤面しながらギャルゲーをプレイするトコなんかはラブコメチックで好印象。
"幼なじみ"ではない澪が"幼なじみ"であろうとする過去の告白の場面は悪くはなかったし、指輪のチカラの遅すぎる効果の発揮もいい味を出していた。
後述するが、防波堤で再会するシーンは正直ウルッと来た。
二人で指輪を嵌めた状態じゃないと互いに触れることが出来ないというのもロマンチックで、澪のキャラも、今まで知らなかったが声優の加乃みるくも大好きになった。
だが、管理人である時雨さん帰れないで路頭に迷ってるよね?明らかにwww
そこの説明がなかったのが若干物足りなかった部分だった。
そこさえ補えていれば、完璧な純愛ルートだった。
ただヒロイン中でキャラもルートも一番良かったのは澪だけである。
主人公・澪の双方とも、上記したように「なぜ"好きになる"気持ちへと変わったのか?」がきちんと描写されていたので、まさにFAVORITEらしいルート展開だと安心していた。
…そう、安心していたんだ、この時点ではww
だが駄作展開は次のルートから始まった…ww

続く鏡ルートは無表情・寡黙ヒロインと言うことで、ルート的にも面白そうな展開を期待していたのだが…。
ルート短っ!!wwww
話大したことねぇ上に本編と完全に無関係なルート…。
いや、無関係でもいいのよ、話が良ければ。
独立したルートでも魅力ある話だったらいいんだが…。
結ばれる意味もよく理解できなかった。
心の傷を癒すチカラで覗き見ただけで、いきなり結ばれるか?
もうちょっと気持ちの変化を描いて欲しかった。
また、鏡の人探し専用の"胡蝶の式"のチカラをもっと有効的に使ったシナリオにしてれば、まだ救えたが…。
せっかく絵柄的にもミステリアスな雰囲気を漂わせてるのに、キャラを活かしきれてない感が否めない。
そして、この時点で、取って付けたような内容の希薄さに若干不安がよぎり始める…。
まさか…そんな…ねぇ…?
あの『星空のメモリア』のフェイバリットだよ?
そんなコトあるわけ…。

つかさルートみじけぇぇぇぇ!!wwww
鏡ルートと同様に短い話な上に展開・内容共に希薄なルートだったため、大したものを盛り込める筈もなく、盛り上がりに欠ける展開に。
それに最後だけ「悠馬さん」とか言われても…結ばれた時に言ってよ、そういう時に言われると男は嬉しいモンよwwww
ファンタジー要素かなり薄かったし、鏡もそうだが結ばれる意味も分からんかったし…。
いきなり「エッチしてください!」って、どういう心境の変化?
こちらも鏡と同様に、もっと悠馬に対するヒロインの内面描写を描いていれば、まだマシだったが…。
しかもお婆ちゃんの病気治せるだけの金が貯まって治ったのに、元気になったであろうお婆ちゃんに会いに戻らないとかどういうコト?
その程度の存在ですかキミにとっては?ww
そこは元気になったお婆ちゃんと感動の再会で涙を誘う展開だろ?
帰らない意味が分からなかった…。
結論としては、結局は風津ヶ浜の町の人々の心温まる人情物語??
ふざけんな!求めちゃいねぇよ、そんなのは!

加奈ルートは、澪ほどには及ばなかったが悪くはなかった。
てか、このルート始める前に気付いたのだが、「まさか話が良いの、パッケージの3人だけなんじゃね?」と、この時気付いたww
まあ実際には澪以外は大して良くなかったわけだが。
今までの伏線回収に加え、加奈の正体が明かされるルートであるが…。
蓮ちゃん不憫すぎ…(泣)
結果的に救われることもなく、強く生きることを決意した蓮。
いつものFD分割商法に乗るわけじゃないが、ここはホント、FDで補完しろ!
それに何と言っても、やはりあゆむの猫だった回想は悪くなかった。
チカラを使い、消えゆくあゆむは正直泣いたね、良かったよ。
実は加奈があゆむを憶えていたと言うのも更に涙を誘った。
そのことをあゆむと加奈以外のキャラが気絶していて知らなかったと言うのも、なんとも良い演出の配慮。
ただ、死んだと思っていたあゆむが人間から元の猫に戻っただけってのは、どういうコトだ?ww
あゆむが死にゆく場面だと思ったから、感動も一塩だったのに…。
読み手のユーザーに対する裏切り行為に近い。
結局他のヒロインルートには大してあゆむは関係なかったんだから、そこは有終の美を飾らせる意味で死なせて良かったろ。
いきなり、あゆむ猫が居て「ん?」って思ったわww
ルート的には澪の次に良かった。

そして、満を持して、ついに真紅せんせいルート!!
主人公が最底辺クズであることが明かされる、最低最悪のクソ駄作ルート!!wwwww
正直これほど落胆したのは久しぶりデス。
だって今までのことが全て予定調和だったんだから!
はっきり言って、この展開は若干予期していたが、ルート自体がクソになることまでは想定できなかった。
それに本当なら、最果ての古書店の管理者である主人公(ニセ悠馬)が、自身が連れ去ってしまった藍と悠馬を真紅のいる「夢が叶えられる世界」に戻すことに主眼を置いたルートにするトコだろ?
そして、無事元の世界に戻った藍と悠馬は感動的に結ばれて…主人公は古書店から彼らの幸せを心から祈ると…。
それか、管理者である主人公は本当の悠馬の方で、藍は古書店のルールに従い連れ去られたが、悠馬の方は前任者に強制的に連れ去られ管理人をやらされることになり人間性を失いながらも仕事をしていたが、連れ去られたどこかの世界で生きている藍の魂と再会し再び恋をするため、鈴さんにドアベルを渡して…(以下シナリオ通りの展開)。
そして降り立った風津ヶ浜で、人間になる際に失われた管理人の権限と引き換えに"心と体の傷を癒すチカラ"のみを貰い、藍の魂と巡り逢うため真紅にもチカラを与え協力して貰い、半透明の魔法使いとして悠馬と共に"いろとりどりのセカイ"を旅していく…。
勿論、自分が留守にする間に古書店が制御されなくなったことで、"異常事態"が起きた設定は活かすとして。
"お願い…どうかお願い…。私たちを助けて…。"の台詞は、藍が最果ての風によって連れ去られた時に悠馬に言ったことにすれば…。
"私たち"は澪や加奈など他の連れ去られてしまった人々のことにすれば…。
最終的に管理人になるのは真紅とかにしとけば…。
細かい矛盾点は今は無視するとして、そんな感じのシナリオ展開にしとけば「星メモ」並みの感動作になっていたことだろうよ。
漢として、他人を立てて、一歩退くのも漢ってモンよ。
実は主人公は真紅とは結ばれません!ってのでも良かったよ、意外性があって。
糞主人公のお前が幸せになるのは二の次三の次だよ!
いや、一生幸せにならなくてもいいやww
なのに全ての元凶である主人公が、何事もなかったかのように幸せになって終わりかよ、ふざけてんな。
いくら藍がイイ人過ぎるからって、それに流される主人公は優柔不断の馬鹿野郎wwww
真紅の記憶も消しておかなかったのも間抜けだしなww
あの後、真紅の記憶も消して、藍と悠馬を元いた世界に還す展開にして、自分は偽物のセカイの本の中でニセ真紅を創り出して勝手に自己満オナニー人生を謳歌してれば良かったんだよwwww
管理業は、また前任者の奴みたいに誰かに押し付けてよ。
まあ幸せにならなくてもいいんだけどなテメェはwwww
お前は"恋が知りたい"が叶えばいいんだから、それで満足だろ?
全く、はた迷惑なフザケた主人公だよ、お前は。
何回「ふざけんな」とか言ってるか分からないが、それくらい本作には大いに失望した!!
ルート終盤に泣ける感動シーンが無かったこともそうだが、真紅も主人公も好きにはなれなかった。
主人公なんてクズ野郎だから論外だが(笑)、真紅も真紅で「お前と一緒にいたい!!」とか泣きじゃくりながら駄々こねるし。
「まるで子供みたいだな」
テメェもだよ!!ロリ福圓が!!wwww
そもそも藍を犠牲にしてニセ悠馬と幸せになったお前は、どういう神経してんだ?
自分だけ幸せだったらいいのか?
微塵にも自分だけじゃなく藍もなんとかして幸せにしようと奮闘したか?もがいてみたか?
人間の風上にも置かない奴だなテメェ!糞以下だ!
藍はあんなにお姉ちゃん想いな娘だったの言うのに…。今となっては、同じ姉妹には到底思えないな。
前作「星空のメモリア」の場合は、ルート終盤での『夢が病室で"本当は洋くんと結ばれたい…"と嘆き号泣するシーン』と言う感動的な場面があったからこそ、その後の"時間巻き戻し"と言うご都合主義的展開も、ある程度は妥協で許容できた訳だよ。
実際には存在しないが'天体電磁波過敏症'と言う、夢が星好きであったが故に皮肉な病に罹っていた彼女が、あの場面で本当の洋への想いを吐露する場面があったからこそ、感動的で涙を誘った訳だよ。
そんな感動+考えさせられるようなシーンなんて無かったじゃねぇかよ。
あと、ココで「真紅ルートまでのルートは作業プレイ・苦行以外の何物でもなかった」とか書いてる奴いたけどさ…。
個人的には完全に真逆だよww
真紅ルートの方が苦痛でしょうがなかった。
だって、他ヒロインルートは真紅以外のルートが全て予定調和だと言うことを知らない状態でプレイしてんだから。
言ってるコト可笑しいべなww
それに根本的なことを言わせて貰えれば、主人公と真紅が互いに"恋をする"願いを叶えるために、このルートが存在するんだよな?
真紅が本編中で「私は悠馬(ニセ)と恋をしていきたい。この気持ちが恋なのかどうか、時間をかけて知っていきたい。」とか言ってたけど…。
…お前ら、ちゃんと"恋"してないじゃんwwwww
新たに創った"いろとりどりのセカイ"に真紅を連れてくるまでの一年間で気持ちが恋に変わりました。
………えっ?
"そうか、これが恋なんだ…"ってなるまでの過程の描写ないの…?wwww
一年の間に何がどうなって、どういう心の気持ちの変化が"恋"に変わっていったワケ?
一番重要なソコが抜けてんじゃねぇかよ!!
さらに言わせてもらえば、たかが一年で今まで感じたことのない"恋の気持ち"がそう簡単に生まれるか!!
手抜きだよ、このルート…。
真紅と主人公が"恋を知り、勉強していく"ルートな筈なのに…。
元も子もねぇじゃねぇか…これに気付いた時、肩透かし食らったと思ったわwwww
しかも極め付けが、真紅のグランドEDだけ澤田なつに歌わせるというアイドル声優気取りっぷりwwww
まあ、「サンクチュアリ」とかいう曲自体あんま良い曲じゃなかったし、あの糞ルートの最後に「君に逢えたから」流されてもねぇ…。
個人的には澪ルートに一番ハマる曲だと思った。
本作の、特に真紅ルートは、何も擁護できないし、救いようのないルートだよホント。

そういえば本作が発表された当時、「星メモのなかひろを再起用すればいいのになんで無名ライター?」と言ってる人が結構いたように思うが、今となっては彼らの悪い予感が当たっていたことになるな。
私も「またシナリオなかひろで良いじゃん?…でもこんだけ良作出したんだから次作も安泰だよね?」と安心していたが…。
まあ安心していたから、発売から年月が経った今になって本作を温めておいた訳なんだが(星メモの時も発売から数年後にプレイした前歴がある)。
いやいや読み誤った。
まあ読み誤ったのは、私だけじゃないはず…。
私のように、「星メモ」に感動して次回作である本作に並々ならぬ大きな期待を持っていた人も多いはず…。
その結果がこれだよ!!
まるで、"いろとりどりのセカイ"が"いろゴミゴミのセカイ"のようだ!!(ム○カ風口調ww)
いや実際ゴミなんですけども…はい。
ここには「ゴミ溜めに投げ捨ててやりたいゲーム (ゴミゲー)」とか、そういうPOVはないの?ww
あったら間違いなくAを付けてたよ。

まあ散々書いたが、何も全てクソと言うわけではない。
そんじょそこらの萌えゲーよりも作風はちゃんとしている。
ブランドとしては初の異世界ファンタジーと言う、今までにやったことのないファンタジージャンルに挑戦したと言うのも評価できる。
非常に独特な世界観、本にはチカラがある、人は死んだら天国にも地獄にも行くわけでなく、"最果ての古書店"と言う、次の命のスタートラインに立つために神が用意してくれた最高の書架と言う寝床で夢を見る…。
"なぜ人は孤独じゃ生きられないと言われるのか?"
"人はなぜ本を読むのか?"
"人が生まれて来る意味とは何なのか?"
"なぜ最果ての古書店と言う神様の場所は、人間が好きなのか?"
"人として生きる時間とはどれだけ大切なものなのか?"
本作でも前作同様、上記のような疑問が解き明かされる。
主人公の"心の傷を癒す"チカラの効果を絡めた恋愛展開は、よく考え付いた設定だと感心する。
ただ、そう、真紅だ、真紅ルートと主人公のクズっぷりとセカイの謎さえ何とかしてくれてれば間違いなく良作になっていた筈なのに…。
ホント、勿体無いよ…いつも作品作りには一年近くかけてるんだから、もっと良いモノが作れたはず!!
非常に不作に当たってしまった感が否めない。

…まさか…、菊池か?
「しょーもない」eufonius菊池の呪いなのか?wwwwww
成程…、コイツに関わるとロクなことがないってことが分かったよwwww
もう二度と楽曲提供にeufonius起用すんな!

それにしても、あー、上手く表現できないのだが、本作は、なんか…、こう…、星メモなどとは'ナニカ'違う雰囲気のある作品だった。
今までは、ウィズアニも星メモも同じようなフェイバリットらしいファンタジーっぽさを纏った雰囲気があった。
だが本作は作風・世界観から見ても、作品の毛色と言うか毛並みが違う気がしてならない。
「フェイバリットらしくない」と言ったらいいのだろうか…?
まあ無名の才能のないクソ凡人ライターを起用したからだと思われるがww
ウィズアニからプレイしている人には分かるだろうか…? まあ感じているのが私だけなのかも知れないが…。
私は正直、本作をプレイしてフェイバリットというメーカーの今後の作品や方針に対する方向性を見失ってしまった。
一体ドコに向かおうとしてるんだ?ココは。
また萌えゲーメーカーに戻るんなら、もう個人的には縁を切ろうと思っているが…。

とりあえず以下に私が少なからず感動した(泣いた)シーンの箇所を記す。
下記の部分以外で泣ける所がある、もしくは「○○ってトコ、良かったじゃねぇかよ!」と主張する方がいたら、是非とも感想レスで意見を聞きたい。
一蹴できる自信が私にはある。

・澪ルートで、地下室が神崎とおるによって破壊され澪が帰れなくなってしまう。
悠馬が彼女を想い風津ヶ浜の防波堤で海を眺めながら、雨の日も嵐の日も暴風の日も愛する澪の帰りを待つ悠馬。するとある日、縁日デートで買った指輪のチカラにより、涙の再会を果たす。
・加奈ルートの、あゆむの正体が猫であった時のエピソードで、自身の"願いを叶えるチカラ"を使い、加奈の頭に巣食う胡蝶を駆除したが、加奈に"ありがとう"が言えずに消えて行ってしまいそうになる。
だが別れの最後、加奈はあゆむのことをちゃんと憶えていたことを知る。
・真紅ルート内の悠馬過去編で、チビ加奈が真紅せんせいと誤解と解き仲直りするも、白い羽根が運んできた最果ての風により連れ去られてしまう。
別れ際、真紅せんせいとチビ悠馬は「必ず、加奈と子供たち皆を助けるから。その方法を見つけて助けに行くから」とチビ加奈と約束をする。

これぐらいかな?
他の部分では涙腺が全く反応すらしなかった。
どこが"泣きゲー"なの?
そういう風に言ってる奴、"泣きゲー"ってやったことある?ねぇだろ?
シナリオゲーって言うんだったら分かるが、泣きゲー的良作では決してない。
いやシナリオゲーでもないな、"シナリオゲー"の皮を被ったクソ駄作ゲーだな!
ちゃんとしたシナリオゲーを書いてる「ころげて」の紺野アスタとかに悪いわww
また、本作でフェイバリットのファンになったとか言ってる奴も目を疑う。
お前ら…今までキャラゲー・萌えゲーしかやって来なかっただろ絶対。
俺はそういうの大っっっ嫌いなんだよ!!!
そういう奴らは萌えアニメでも観ながらオナってろwwwww
この程度で泣けるとか言ってる豚は、相当オツムが湧いて逝ってるか、本当の"泣きゲー"がどういうものか何も分かってないユトリ世代の馬鹿どもなんだろうな。
まあ、この批評空間でも「真紅ちゃん萌ええぇぇ!!!!prprprpr」とか言ってる萌えすぎて逝ってる輩が無駄に高得点つけてるから、やたらと平均値・中央値ともに高いんだろうけど。
二次元美少女が可愛ければ、それでいいのかキモ豚ども?
そんなに可愛いのが好きなら、ゆずソフトとかもっと萌え要素の強いゲームの方に逝ってくれないか?
純粋に恋愛モノを楽しみたい人間の邪魔なんだよテメェらは!!消えて逝ってしまえ!!
これで、本作は絶賛してるのに『未来ノスタルジア』を酷評してる奴いたら糞だと思うけどな。
ミラノスの方が遥かに純愛感動作だった…あれは本当に泣けたし良かった。
本作が高評価なのが本当に大いに疑問だ。
やはりヲタどもの評価は当てにするもんじゃないなと素直に感じた。
真紅が可愛いだけのゲームじゃねえかよ…まあ個人的には可愛いとも思わなかったんだが。
なんかココの出すゲームのロリキャラって、個人的に合わないの多いな…。

また、POVコメントにも明記したのだが、修正パッチ当ててるくせに誤字脱字が直ってないトコロ多過ぎwwww
どこを修正してくれたワケ? 適用した意味ねぇじゃんwwww
今まではこんなことなかったのに…その時点で作品の展開にも疑問を持つべきだった。
これのおかげで、手抜き的な作品という印象が強くなってしまった。
イイ感じの場面とかで思いっきり誤字になってる箇所とかあったから、若干物語に集中する意欲が削がれた。

前作『星空のメモリア』と言う、あれだけ名作レベルの作品を出したんだからよ、次作は前作を超えるか相応のレベルを維持していかなきゃいけない使命がある訳だよ。
その使命をまったく果たせてないじゃないか。
まあ、元々CROSSNET系列のキャラありきな萌えゲー会社だったから?
そこから考えればモノスゴイ進歩だし贅沢を言っているのかも知れないけどよ。
水間Dの意向で今のFAVORITEになった訳だから、使命責任がある訳だよ。

本当は『星空のメモリア』と同じような感じのレビューを書こうと思ったのだが、同メーカーであるにも関わらず星メモには遠く及ばなかった「なんだコレ…?」な駄作で残念な作品。
いや、子供騙しレベルの無駄に長ったらしいファンタジー紙芝居絵本を延々と読まされたと言った方がいいか。
無駄に長ったらしいくせに、感動も何もあったもんじゃねぇ。
物語の終盤にこそ泣ける感動シーンが欲しかったのに、自分の都合のいいセカイ創って、そこで真紅と仲良し小好しでハッピーエンドかよ。
ふざけてんじゃねぇぞ。
なんかソコの場面で泣けたとか書いてる奴いたけどよ。
このラストのドコに泣ける要素があんだよ!! 甚だ疑問だよ!
ユーザー馬鹿にしてないか?コラ!(激怒)
あぁ本当に悲しい…、涙出てくる…作品が悲惨すぎて…(T-T)
これで星メモがいかに名作級の良作であったかを再確認したよ…。
しかも楽曲担当の忍さんの曲が星メモ同様、レベルが高かっただけに非常に残念でならない…。
まあ、星メモのなかひろ先生は偉大だったと言うことかwww

あと最後に最上級の怒りを込めて言いたい…。
今作のシナリオ担当である漆原雪人は、もう二度とシナリオ書くな!
なかひろと同じように出世できるとか自惚れるんじゃねぇぞコラ!!
今後は特にFAVORITEでは絶対書くんじゃねぇぞ、糞ライターが!!

次作『アストラエアの白き永遠』も、こんなレベルのチンケな出来だったら、私はもうココのゲームやらないかも知れない…。
あと、このままだと加乃みるくさんに汚名が付いたみたいで可哀想なんで、次作にも起用してあげてくれ。
まあ、シナリオがなかひろだから早々駄作にはならないとは思うが…かなり不安だ…。
だが、もう星メモほどの良作はなかひろには書けないような気がする…。
下手すりゃ、星メモがフェイバリットの全盛期のピークにして最高傑作ということに…それはイヤだな…。
頼むぞ、フェイバリット!!!