本編で足りなかったものを補ってくれる、理想のファンディスク。
どんな面白いゲームでもファンディスクが作られると原作レイプなひどい内容だったり、コストに見合わないボリュームだったりといった場合が多いです。
比翼恋理もそのパターンにハマって凡作化するのではないか?という懸念がありました。(前作のChaoS;HEAd らぶChu☆Chu!も酷評とまではいかなくとも単なる萌えゲー化しただけで、満足のいくものではなかったです)
Steins;Gateが名作であるだけにユーザーの期待も膨らむというものです。
結構ハードルは高めだと思いますが、私が勝手に判断するならば比翼恋理は合格点に達するゲームだと思います。
Steins;Gate本編ではCERNに狙われていたため、ヒロインとイチャイチャしたり、ラボメンで遊びに興じたりといったイベントがほとんどありません。
また桐生萌郁にしてもヒロインとしての地位を確立できず消えていったため、残念に思われるユーザーも多いことでしょう。
これらの不満を全て解決するのがこのゲームの役割といえるのではないでしょうか。
ルートは6つあり、どのルートにいくかははDメールを送るタイミングで分岐するため、それほど難しくはないと思います。
ただ、まゆりルートだけは携帯メールを何度かやりとりしてフラグを立てないといけないので多少面倒です。
「シュタインズゲート比翼恋理」はエンド後の後日談ではなく、IFのお話。
SERNに狙われるでもなく、ゲーム中の会話を聞く限りディストピアの未来も成立してないようです。
ラボ活動を通して様々なハプニングに見舞われたり、一緒に共闘したりといった感じでヒロインと親密になっていきます。
もちろんキャラ同士のおもしろ会話も健在、新たなネット用語を加えてさらに楽しさ倍増(エルシャダイネタもありました)してますし、ラボメン達の新たな側面が発見できることでしょう。
まゆりルートは最後にプレイすることをお勧めします。とてもいい話なので。
「まゆしぃはオカリンの嫁」と思うことでしょう。
2日間かけてじっくりプレイしましたがとても満足です。ルカ子ルートが私的に面白みに欠けるかなぁ。それだけが少し残念です。