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RoseHipさんの死神の接吻は別離の味の長文感想

ユーザー
RoseHip
ゲーム
死神の接吻は別離の味
ブランド
ALcotシトラス
得点
87
参照数
330

一言コメント

ENDはこういう意味だよね?

**ネタバレ注意**
ゲームをクリアした人むけのレビューです。

長文感想

攻略キャラが3人と少ない。そして、全体的ボリュームも少ない。
だが、そんなのは関係ないいい作品でした。
主人公とひよりそして死神を中心とした死生観のなかにも、相手を思いやる気持ち、純真さ、なけてくるEND、日常会話での琥珀とミルフィ、雫の会話がGOOD

ENDの解釈:
十六夜が日和を死神にして歪んだ二人を正さなければならない。その為に最後の賭けを
した。
その賭けはタイトルにも関係するが、死神の接吻は別離の味→死神の力を与えて主人公復活。日和は人間として生きる。

日和は接吻をせず主人公を死神にしないで、十六夜の賭け(魂の穢れがないか試す?)に
勝利した。

十六夜が否定していた存在しなはずの穢れない魂が日和の魂として存在していて、彼女の魂の有り様をということで、主人公の肉体が消えるまでの短い時間だが共に人間としていられるように、日和が琥珀の姿から人間の姿に元に戻した。と思わせときながら

ずっとわたしは一緒じだからといって、そこではじめての日和と主人公の接吻

十六夜が「帰るがいい。魂の、あるべき所へ-」とスタッフロールに

スタッフロールで二つの魂(主人公と日和)が、上空を彷徨ってあるべきところへ
でラストに

幼い主人公と日和の場面に。
夢を見ていたんだは、大人の主人公ではなくて幼い主人公が大人になって琥珀に膝枕して貰っているときに想いを伝えているという夢。
そして、伝えられなかった想いを主人公が日和にで終了でタイトル画面が二人

以上から考えるに、十六夜は存在しないと思っていた穢れない魂をもつ日和と主人公の歪めてしまった責任を感じ最後の賭けとしてタイトルのことを日和にせまったが、大人になっても穢れないままの日和でいたおかげで日和が賭けに勝った。
だから、十六夜は日和を元の人間に戻して大人版の主人公との別れをさせた後に、魂があるべきところ(即ち子供の頃の主人公と日和の場所)に戻すために鎌で日和を殺めたかは
謎だがして、二人の魂をその場所に導いて、主人公は大人の出来事を夢と解釈したけど、3/14に主人公も日和も死なず死神にもであっていない場所に戻っってHappyENDを迎えたのだと思う。

ほのか:のほほんとした純真なヒロイン。奥ゆかしさがよかった。
主人公は明らかな凛のフラグがたってるのにという歯がゆさがありましたね。

雫:会話とキャラがまじでGOOD。まじでいいヒロインです

琥珀:この物語のタイトルそのもの。切ない物語でもある。だが、HappyENDでもある。