法哲学の入門書
まあ、長い。そして展開はクサい。
単純にエロゲもといギャルゲとしての評価はそんなもんである。
連続して三人の面倒を見ている。掛かる時間の割にはシナリオが長いわけでもない。
ある程度の民主制を持った管理社会。現実だと車輪の国のような国は存在しそうで存在し得ない。
時間を浪費したから行動できる時間を根本から制限、親に逆らえない、異性への接触禁止。「目には目を」で有名なハンムラビ法典を彷彿とさせる。作品全体から古代の法哲学が独自に完成していたら、というifも感じられて興味深い。
というかこの作品の評価点はほぼその一点。所謂哲学ゲーとは違い、あくまでも読者に理解させる方面で落し込んだ作品。そしてとっつあんゲー。キャラ設定としては使いやすく映えるキャラクターチョイス。