ラプラシアンやるじゃん
ライターの熱量をヒシヒシと感じました。
こういうので良いんですよこういうので。
銘銘の物語が収束した先にある結末。展開が分かっている。先が読めている。
それなのにクリックする手を止められなかったのは
このゲームを彩る曲やイラスト、そして何よりシナリオのクオリティが高かったという他無いでしょう。
グランドエンドのあるゲームにありがちな、
「他ルートが意味の無かったことになったりする蔑ろ問題」も一切なく
寧ろ、真実を持った後は、再度読むことで読みごたえが全く変わる、一周目では全く気にしない部分が気になってしまう
(言ってしまえば)このゲームの本質にたどり着くための踏み台であるcase1,2,3のシナリオの表情を
クリア後にガラッと変えさせるギミックにはただただ感嘆の声が漏れるばかりです。
特に出雲
三世界のモブキャラ担当であり、アドリブを多用するお茶目な面を知った上で再度case1,2,3をプレイすると
細かな部分でその鱗片が垣間見えてニヤリとしてしまいます。
元々コミカルな文章が得意なライター様ですので、日常パートも全く苦ではありませんでした。
その他の大筋に触れる感想は歴戦の先輩方が再三コメントされておりますので、私からは控えさせて頂きます。
点数で、察してください。やるじゃんラプラシアン。
ただ…。
強いて苦言を呈するのであればサントラ……。
ラプラシアンのゲームは全て購入していますが
BGMが多いからか、今回は収録されるボーカル曲がフルではなくshort verになりました。
毎回恒例だった縦読みもありません。(アレひそかに大好きだったのですが…。)
本作を彩った曲たちは素晴らしいものばかりでしたので、残念でなりません。
年末に完全版サントラの情報を公開されるみたいですので、今から楽しみです。
あ、長文縦読み期待してます。