草柳さん攻略の為の草柳さんゲーで風音さんに期待しちゃいやん
●<評>
設定・シナリオ・テキスト
-格好としては伝奇モノでしょうか。
田舎・御敷仁さん原画と来て買わないわけに行きません。
お話は、前半は村の様々な所を散歩する描写で
充分田舎を堪能出来ました。
お話の中盤以降は、田舎の村で起こる怪奇現象について
謎解きを迫られていきます。
と、いうのも、結衣に獣化が進行していくので
これを食い止めるリミットが焦燥感を与えられます。
…ところが、当の結衣はアホの子を演じ呑気なものです。
設定として、この焦燥感は意図したものではなかった?
また、最後まで読んでみても、物語冒頭に関心を持った
「誰が遥斗を村へ戻す手紙を書いたのか?」
この最大と言える謎に対して明確な答えが出ませんでした。
伝奇としてこれは致命的に消化不良です。
これ以上のネタバレは自粛しますが
その他にも、設定として納得出来ない部分が
少なくない数ありました。
なお、かづやさんはどうやら、“ほしうた”など
最近のFront wingさんでシナリオをやられているようです。
原画・背景・彩色
- 原画に「スズノネセブン」で商業デビューされた御敷仁さん。
おそらくファーストキャッチとしては、これ以上の売りはないでしょう。
クロシェットのCG彩色との違いも面白いです。
御敷さんの絵の魅力は失っていませんが
作品のタイプとして御敷さんはどちらかというと
コメディや家族ドラマなどに合う絵柄ではないでしょうか。
本作は伝奇モノでありながら、そうしたおどろおどろしさはありません。
背景絵はキャッチーな田舎を抑えて嬉しくなります。
ただし、屋外の背景絵は、神社・川原・通学路など数枚と
かなり少なく、村の空間の広がりがわかりませんでした。
その他
- 同人作品として、特に不満はないのですが
それでも至極残念なことが
明日菜(CV:風音)を攻略不可って、あまりに残念に過ぎませんか!?
システムは、クリックボイスカットON状態。
●<感想>
- パケ裏の美しい田舎絵と御敷仁絵と風音ボイスに
惹かれて購入。
美しい田舎と御敷絵は堪能出来ました。
美しい田舎に関しては、関連する遊び、慣習、生活など
もう少し田舎生活臭さを期待していましたが
冒頭に多少遊びがある程度で残念。
御敷さんのヒロイン画は…総数が少ないのは
約2千円という価格からすれば致し方ないのかな。
明日菜さえ…明日菜さえ攻略出来れば!!
というわけで、総じて言えば
最低限には満足。
だがしかし、こちらの想像の範疇に
すべてが収まってしまった感じ。