スタッフ・キャスト共、恋愛ごっこの王道を正面切って自信を持って進む潔さが心地よかった。
登場人物たちがはじめから主人公に超好意的で、
BADな展開なぞあり得るはずもない安心感。
さぁこれから恋愛ごっこを始めるぞ、という恥ずかしい覚悟に腹をくくったら
楽しいこと楽しいこと。
絵柄は綺麗で可愛らしくどのアングルで描かれても崩れることがない。
声もアニメ声特有の癖があるもののとっても可愛らしく感情のとらえ方に迷うところ無い。
朝起こす・起こされる。初めて2人で食事。屋上弁当etc…の古典的情況を当たり前に堂々と演じる。
何て言うか、前述の「覚悟」さえあれば、萌えの最高峰なのではないかと思った。
その上、びっくりするほどどきどきパニックライブラリーはその辺の1000円ゲームより面白い。
至れり尽くせりなのだけど、こういう恋愛ごっこする上では仕方ないのかな。
主人公が受動的でストーリーを牽引するのは全てほか登場人物たちの言動と偶然。
あまりに愚かな主人公。
ハリウッド映画のような終われば何も心に残らないストーリー。
(これはこのゲームではイイ意味にも言えるけど)