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RIGHT EYEさんのアマカノの長文感想

ユーザー
RIGHT EYE
ゲーム
アマカノ
ブランド
あざらしそふと
得点
80
参照数
959

一言コメント

ぼくも紗雪のあなたさまからだんなさまになるっ!「黒髪」ロング、舞台は「田舎」、「温泉」街が舞台で、時は「冬」。私の好きな要素が揃いすぎていました。ただしストーリー自体は起伏が薄かったです。とはいえ、私の好きな要素がこれだけ揃って 木村あやかさんの甘え声。真中海さんの上からボイス。秋野花さんのセンパイ呼び。楽しめないわけがありませんでした。

**ネタバレ注意**
ゲームをクリアした人むけのレビューです。

長文感想

 
●<評>
設定・シナリオ・テキスト
- 作品づくりの主眼はヒロインとの甘い生活。
  これを補完する主要素として
  夜間瀬町を舞台にした
  ヒロインとの生活感。
  ざっくり言えば、リアル寄りの萌えゲー。
  好みがここからはみ出る人には
  物足りないものがあるのは当たり前なので
  置いておきます。

  聖とこたつで日本茶と野沢菜漬。
  紗雪と雪かき、ストーブの給油。
  そういう生活感の中で
  自分しか知らないヒロインたちの魅力を
  見つけていく魅力に富んでいました。
  各ヒロインの主人公への呼称が
  転校生さん→(あの方)→あなたさま→だんなさま
  キミ→後輩君→あなた
  お兄さん→お昼ごはんの人→お客さん→センパイ
  と進化していくのは
  なかなかドキドキさせられます。

  ただし、「リアル寄りの萌えゲー」なので
  ヒロインが実は雪ウサギだったり神様だったり
  前世の因縁に縛られていたり
  神の怒りを買ったり突然謎の病にかかるような
  そんなファンタジーはありません。
  つまり、シナリオは極めて平坦。
  もう少し、裏の顔を持っていたりなど
  二人の仲を引き裂くような展開を
  見えてくれてもよかったのでは。

  エッチシーンに入ると
  初々しいエッチから始まり
  徐々にパイズリやら足コキが登場する
  基本を押さえています。
  徐々に卑語が出てくるようになるのも良し。
  ですが当然、いきなり野外セックスとか
  半ば無理やり中出しするような
  プレイ主眼のエッチはありません。
  
  
  
原画・背景・彩色
- 夜間瀬町という閉じた舞台を演出するには
  異物を感じさせてはならないので一人原画最高です。
  陰毛描写のon/offがあるのですが
  リアル寄り作品としてはon推奨。
  なのですが、陰毛の描き方が少々雑すぎませんかね。
  エッチ絵ですが
  聖の体位が少々バリエーションが少なかった気がします。
  背景画は
  1枚1枚はちゃんと「ややリアル寄り」で
  キャラの彩色とも合わせてあり素晴らしいのですが
  枚数には少々不満が残ります。
  実質、ヒロインたちとの舞台になる場所が
  學園、山ノ内荘、公園、商店街に
  (少しだけ通学路・公園)
  紗雪の場合はプラス神社
  こはるの場合はこはるびより
  聖はプラスの舞台なし
  といった具合です。


その他
- ヒロインたちの吐息を感じるほど
  リアルな生活感。
  雪国での生活というと
  どうしても比較してしまうのが
  スタジオメビウスの某作なのですが
  雪の静けさや雪を搔き分ける足音。
  はたまた「抱っこシステム」なる
  ヒロインとの身長差を意識した立ち絵。
  10年余の昔に既にやっていたことが
  今、出来ないことに残念さを感じざるを得ません。

  またウインドウサイズが1024x768(4:3)と
  少々古めかしい感じがします。
  1280x720などのワイドに比べると
  CG制作作業の負担は軽くなりますが
  その浮いた時間と資金がどこに向かったのか
  気になるところです。

  SAVE90枠。
  改行ボイス継続/停止選択可。
  メッセージウインドウ濃度自由可変。
  
  Ducaさん歌う歌唱曲は
  なかなか世界を象徴して
  印象的な曲ですが
  BGMは曲数がやや物足りないかも。


  
  なお、アペンドはこれからやりますので、ここに含みません。