名作
シナリオ:
とても印象的で魅力的なシナリオ。伏線回収の仕方にセンスがある。バッドエンドともグッドエンドとも言えない終わり方もカッコイイ。ただし個別ルートは中だるみしがち。鴎√は感動したが紬√は微妙だった。が、ALKAでは号泣してしまった……。花火のシーンも泣いたが、なんでもない普通の家族らしい日常の一コマに、ぐっとくるものがあった。うみちゃんが「はなを折れる」と言って「鼻」を折ったのが切なくて今でも記憶に残っている。鏡子さんの存在や影法師さん等未解明の謎は多いが、解明し切らないところに不思議と惹かれた。選択肢は多い。面白いっちゃ面白いけど疲れる。√分岐は分かりやすいが謎のバッドエンドがある(要るか?)。
演技:
良一役、うみちゃん役が特に上手かった。しろはちゃん役の演技も悪くはないけど泣き演技は苦手なのか?
CG:
背景が綺麗。キャラクターごとに絵柄が変わるのは苦手だが、本作ではそこまで意識せずシナリオに集中できた。
BGM:
久石譲のような"夏っぽい"BGMを作ることに成功している。一つ一つクオリティが高い。
OP,ED:
OPは良歌詞。切なげなピアノから始まってサビでストリングスが盛り上がる、よくある構成もこのゲームにドンピシャ。グランドEDのスタッフロールで打ち込みじゃないと知って驚いた。
システム:
普通。セーブ欄多めなのが有り難いが、ちょっと見づらい?
称号がやたら多い。ちゃんと選択肢踏んだつもりなのに40%程しか集まらないとは……;100%集めたときのおまけシナリオでもあるのかとビクビクする。
卓球は楽しいが、島モンファイトは難しい。エサが全然集まらん。いつかやる。