(GiveUp) 主人公チームが低脳かつ、度しがたい甘ちゃんなので非常に不快。因果応報?なにそれ、を徹底している。
あまりの不快さに途中でリタイアしてしまったが、おそらくは星空のメモリアと叙情的な長所は同じと思われるものの、不快さを大量に追加といういらんことをしてしまった作品。
はっぴぃ☆マーガレット!、以来、お気に入りのメーカーだったが、「セカイ」に引き続きクリアを断念するほどの駄作を続けられてはもうダメかも知れない。
論理的に考えてしまったり、記憶を引きずってしまう人には私同様に向かない恐れがあると思う。
逆にその場限りの叙情を楽しめる人には良いのかも。
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感動ものにしようとしたのは判るが、物語を丹念に構築しようとせずに諸処に手を抜いて、代わりにご都合主義に頼って物語を繋げてあるのは極めて大きなマイナス要素。
理性が否定してしまうので、感性で楽しむどころでは無かった。
特に酷いのが、護衛業務といいながら、警戒すべき人物に積極的に情報漏洩、護衛対象に関わる重要情報を仲間と共有しない、誘拐されても「しこりが残る」程度で済ませてしまう脳内お花畑な主人公たち。
敵方がクズなのは必ずしも減点要素ではないが、主人公側がこれでは好感の持ちようもない。
同居しているヒロインや、園児たちは可愛らしくほほえましい。
学園での脇役には魅力的だったり共感できる人物も少なくない。
が、誘拐一味側のヒロインたちに好感を持てるかと言えば、無理の一言。
少なくとも感動物にしたいのであれば、感情移入されるべき主人公やヒロイン側に、不快要素の数々を安易に取り入れるのは逆効果なのだとつくづく感じた。