汐音&蒼シナリオはヒロインに昇格した蒼がすごく可愛かった。まりのシナリオも本編のような賑やかな恋人生活が描かれていて楽しかった。
ミニアフターストーリーということで今作も全体のボリュームは不足気味だが、変にイチャラブに振ったりせずに本編同様のハチャメチャさを維持していた。
サブキャラ含めた本編の全キャラクターが登場するのも素晴らしい点だったが、全員がガッツリ登場するまりのシナリオに対して、汐音&蒼のルートは他のキャラの存在感は控えめだった。
その分、ヒロインに昇格した蒼の魅力がたっぷりと詰まった内容だったし、汐音と蒼の主従コンビのやり取りも相変わらずでAsaProjectらしいネタに満ち溢れつつも、二人の仲の強さを感じることができた。
ハーレム感が強いのもよかった点で、本編では蒼は主人公よりも汐音の方が優先度が高かったが、本作では汐音と主人公を取り合うシーンもあり、予想外の主人公ラブっぷりを見せてくれたのは素晴らしかった。
ただし、蒼が新しい一面を見せてくれたりして存在感を強めた分、良くも悪くも本編と変化のない汐音の存在感は薄めになってしまっていてあまり印象に残らなかった。
まりのシナリオは本編と似たような構成で、二人でイチャイチャするシーンは少なく、他ヒロインやサブキャラが頻繁に登場する賑やかなものだった。
本編の雰囲気をもっと味わいたかった自分にとっては望み通りの内容と言えるものだったが、ボリュームが少ないのは残念だった。
3シナリオあった乃々香&蓮菜&由奈のミニファンディスクと比較すると2シナリオしかないが、代わりに汐音&蒼のシナリオのボリュームは多めだったので、体感的にはどちらのミニファンディスクも同程度のボリュームだった。
本作のボリュームはCGが11枚、エッチも同様に11回となっており、内訳はまりが4回、汐音と蒼が3回ずつ、汐音と蒼の3Pが1回となっている。
価格から考えると不満を覚えるボリュームで、ある程度はお布施の気持ちが必要だと感じた。
グラフィックのクオリティは本編同様のもので、原画、塗りともに標準的なレベルだった。
エッチシーンの尺はお察しください程度のもので、更には各シーンで使用されるCGが1枚なこともあって実用性は低めだった。
ネタに走った会話も多いため、そういった意味でも実用性は低かったが、自分としてはAsaProjectにはエロスよりもネタを求めているため、期待通りと言える内容だった。
エッチの回数の割にはプレイ内容は定番から外れたものが多く、印象に残るシーンは多かった。
特にまりのシーンは動物園のベンチの上での対面座位、八重歯をいじりながらのセックス、おしっこかけとマニアックなエッチが大半だった。
汐音は普通のエッチが多かったが、蒼のパンツコキはエロくてよかった。
また、まりと蒼の二人にはアイドル衣装でのエッチがあるのも個人的には嬉しかった。
反面、汐音のエッチはシナリオ同様に印象が薄かったので、負けず嫌いで素直になれない汐音らしさはエッチシーンでも出ていたものの、もう少し攻めた内容のエッチもほしかった。