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Predawnvagabondさんの恋愛、借りちゃいました 椿&ちなつ&こなつ ミニアフターストーリーの長文感想

ユーザー
Predawnvagabond
ゲーム
恋愛、借りちゃいました 椿&ちなつ&こなつ ミニアフターストーリー
ブランド
ASa Project
得点
75
参照数
150

一言コメント

ボリュームが少なかったが、シナリオは期待通りのものだった。

**ネタバレ注意**
ゲームをクリアした人むけのレビューです。

長文感想

AsaProjectがミニファンディスクを出すのは本作が初めてだが、ミニファンディスクといえば姉妹ブランドのHOOKSOFTがよく発売しており、エッチシーンと非常に短いイチャラブシーンだけで構成されており、お布施のつもりで購入しないと後悔するというイメージだったのだが、本作の場合はもう少し質、量ともに充実したものだった。
該当ヒロインしか登場しないHOOKのファンディスクに比べ、本作では本編に登場したキャラクターはサブキャラを含めて全員登場するし、シナリオのボリュームも多めだった。
ただし、あくまでもHOOKのミニファンディスクと比較した場合の話であり、CGが10枚、エッチシーンが6回というボリュームは同価格帯の作品と比べるとボリューム不足で、値段から考えると倍のボリュームがほしいというのが正直なところだった。
しかし、内容については満足のできるもので、「恋愛、借りちゃいました」の世界観にもっと浸りたかった自分としては期待通りの内容だった。

椿ルートは本編のハーレム感を楽しめる内容で、椿とのエッチを控えている主人公に他のヒロインやサブキャラたちが嬉しそうに迫ってくるというヒドイ展開(誉め言葉)はAsaProjectらしいものだった。
また、嫉妬する椿の可愛さも見どころの一つと言えるもので、本編でも主人公がモテモテなことや、歳の差恋愛のために嫉妬することが多かったので、本編でも感じた魅力をFDでも感じることができた。
ハーレムという意味では双子ルートでも同様で、他ヒロインやサブキャラから主人公は狙われるが、別に禁欲しているわけでもないため、椿のシナリオ程ではなかった。
その分、従来のAsaProject作品らしさを感じられるメタネタやダイレクトな下ネタも多く、こちらも本編の雰囲気に近い内容だった。
まとめると、椿シナリオ、双子シナリオ共に本編の特徴や面白さを短いながらも引き継いでおり、まさしく本編のアフターシナリオと言える内容だった。

エッチシーンの方は上述したように全部で6回で、内訳は椿が3回、ちなつとこなつがそれぞれ1回ずつ、ちなこなとの3Pが1回となっている。
椿の方はプレイ内容はオーソドックスだが、服装が浴衣、ジャージ、OLスーツとシーンによって異なるのがよかった。
ちなつとこなつはマニアックなプレイが印象的で、膝裏コキという珍しいプレイや、ちなつとこなつのシックスナインが印象に残った。