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Predawnvagabondさんのリラクゼーション癒香・陽 ~人妻セラピスト達による癒しの時間~の長文感想

ユーザー
Predawnvagabond
ゲーム
リラクゼーション癒香・陽 ~人妻セラピスト達による癒しの時間~
ブランド
HERENCIA
得点
80
参照数
1155

一言コメント

サキも良かったが、実は最初の作品から登場していたカナが特に良かった。

**ネタバレ注意**
ゲームをクリアした人むけのレビューです。

長文感想

シナリオは過去2作と同様に存在せず、主人公が行きつけのエッチなマッサージ店に毎週通うというだけの内容のため、過去作を未プレイでも基本的には問題無いが、過去作のヒロインもファンサービス的なノリで登場するので、過去作をプレイしていた方がより楽しめるかもしれないが、逆に本作をプレイして、気に入ったら過去作をプレイという順番でも全く問題ないと思う。
本作はメインヒロインが過去作と違い、二人となっているが、その分価格も約5割増しとなっているので、複数ヒロインのせいで中途半端ということはなかった。

今作のヒロインのサキは今までのヒロインと比べた場合、マッサージ店のスタッフとしては新人ということで、マッサージに関しては少したどたどしく自信なさ気だが、ゲームが進行するに連れて少しずつ上手くなっていき、主人公に対する態度も砕けたものになっていくのがリアルに感じられて良かった。
また、マッサージに関しては新人とはいえ、人妻であるためかHなことには慣れているので、最初の内は自信なさげなマッサージと、妖艶なHなサービスというギャップも他のヒロインには無い魅力だった。
もう一人のヒロインであるカナは、実は一作目から名前だけは登場していたのに、しっかりと立ち絵付きで登場するのはシリーズ3作目な上に、本作でもシーン割合はサキの半分くらいと不遇な扱いだが、キャラクターとしては凄く良くて、もっと早い段階から登場させてほしかったと感じた。
二人のヒロインの主人公に対する二人称は、サキが「お客さん」で、カナの場合は主人公の名前である「和也さん」呼びとなっている。

Hシーンは全部で25回となっていて、値段から考えると多少のお得感があるボリュームだと思う。
内容は過去二作品と同じような内容で、基本的にはヒロインがサキとカナになっただけだが、前作と比べると洗体に加えて、膝裏コキや電気按摩などのシーンがあり、足でのマッサージやご奉仕が多いと感じた。
他にも、単なる手コキで抜いてくれるのではなく、手と太ももでモノを挟んで抜いてくれるとか、バリエーションが用意されているのも良かった。
本作でも、最後には、他のお客さんやスタッフには内緒だと言いながら本番行為をしてくれるのだが、それ以外にもアナルセックスのシーンもあった。
また、ファンサービス兼過去作の販促を兼ねた、前作ヒロインのアヤとユカのシーンもCGは使いまわしではあるものの(ユカには新規CG1枚あり)用意されている。
なお、前作までのベッドだけでなく、今作にはマットや布団でのマッサージも登場するのだが、背景が微妙に変わるだけで、それ以外の変化は感じることが出来なかった。

CG枚数は全部で30枚だが、(多分)6枚は使い回しなので、新規CGは24枚となっている。
熟れた女体らしい肉付きの良いむっちりとした魅力的な原画で、塗りも良かったので、グラフィック面での満足度も高かった。

コンフィグ面は、必要な項目は揃っていて、ボイスも4人を個別に設定できるようにもなっている。
また、ウィンドウ状態でのプレイ時には、ウィンドウサイズも自由に変更できるようになっている。


前作同様、スタッフが美人でサービスもしっかりしている優良回春マッサージ店の体験が出来る作品となっていて、ボリュームや内容もしっかりしているので、内容を理解して購入した人なら気に入ると思う。
価格が違うとはいえ、本作はメインのヒロインが二人いる上に、前作のヒロイン二人のシーンも一応用意されているので、前作が気に入った人にオススメな作品だし、ストーリーは特に無いので、新規の人でも順番を気にせずに本作からプレイしても問題ないと思う。