フェラ特化なのは良かったが、調教という感じはしなかった。
フェラ集中調教とあるように、Hシーン10回中、9回がフェラシーンとタイトル通りの内容となっている。
ただ、調教の部分に関しては疑問が残る出来なのも事実である。
主人公は調教師というわけではなく、たまたまヤクザの館に迷い込んでしまったために調教師と勘違いされただけの一般人なので、調教の知識なんて全く持ち合わせていない。
しかも、ヒロインは以前から憧れていたのに、いつの間にか結婚してしまった近所のお姉さんということで、保身のために非情に徹するということも出来ず、序盤はただのフェラシーンとなっている。
そんな主人公もシナリオ途中のとある出来事を経て覚醒し、俄然調教に本気になるのだが、主人公のやっていることは、フェラを途中で切り上げてお預け状態にするだけという何とも微妙なもの。
何の開発もされていないヒロインが、フェラをお預けされただけで欲求不満になるわけないだろうと言いたいが、何故かヒロインがオネダリをするようになる。
この辺りを鑑みると、主人公の調教の手腕というより、ヒロインがただ淫乱なだけに見えてしまい、調教部分に関しては物足りなかった。
仮に本作がフルプライスとは言わないまでも、ミドルプライス程度のボリュームを持つ作品なら、一般人でしかなかった主人公が、調教師として徐々に目覚めていくという展開も面白かったのかもしれないが、1000円未満というロープライスな本作のボリュームでは、ただの詰め込みすぎにしかならないので、無難に主人公は本職の調教師ということにしておいて、調教部分にのみ力を注いだ方が良かったと思う。
Hシーンの回数は最初に言ったように全部で10回、CG枚数は7枚。
CGは差分こそ大目だが、逆に言えば使いまわしが多いとも言える。しかし、値段を考えるとボリュームはそこそこあったと思う。
シーン内容はイラマチオとかシックスナイン的なシーンもあったりするが、基本的に普通のフェラご奉仕が多い。
グラフィックの方は安定しており、抜きゲーらしい濃い目の塗りも良かった。
システム面はボイスカットのon/off機能は存在しないが、一応BGVは用意されている。
フェラメインの本作は、Hシーン中のヒロインの台詞が意味のなさないチュパ音のみということが多いので、台詞は読み飛ばしてしまい勝ちなので、ボイスカットの設定は是非とも欲しかった(BGVは台詞に比べると単調で地味だった)。
また、DL版の場合、本作をインストールしないでプレイすると、コンフィグが起動するたびにリセットされるのが面倒だった。
・総評
タイトル通りフェラ特化なのは良かったが、調教に関する部分はイマイチで、調教というよりも、ただ単にヒロインが淫乱なだけに感じた。
ロープライス作品なので、ストーリー部分は変に凝ったりせず、ストレートな調教モノにした方が良かったと思う。