痴漢や寝取りのツボを押さえた良作。ボリュームも十分。
ロープライスにも関わらず、人妻、痴漢、更には悪の組織の残した遺産である怪人アイテム等の色々な要素がテンコ盛りな作品で、きちんとまとまっているのかちょっと不安になるが、どの要素も疎かになっておらず、満足な出来だった。
ストーリーは流石にロープライスなのでサックリしていて、ヒロインの元魔法少女、現人妻の優希は、壊滅した悪の組織の下級戦闘員だった主人公のことを知らないため、二人の間に因縁めいたものは特に無く、主人公の方も、組織を潰されたことに関して特に恨んでいるわけではなく、優希が好みのタイプだからヤリたいという単純な理由の方が強いので、悪に正義が屈するというよりは、単に正義感が強い人妻を堕とすといった側面が強かった。
タイトルにもある通り、痴漢シーンが多く、全Ｈシーン１１回の内の４回が痴漢シーンとなっている。
痴漢は電車内で行われるだけでなく、ヒロインの営む花屋、ヒロインの息子が通うプール教室、花火大会の人込みの中でと色んな場所で行われる。
また、花屋での痴漢以外では、息子あるいは、夫が近くにいる状態での痴漢で、家族が傍にいるのに痴漢で感じてしまうなんて・・・と、よりヒロインの羞恥心が掻き立てられるというツボを押さえたシチュエーションになっている。
怪人アイテムが使用されるのも主に痴漢シーンで、媚薬の他に、透明化装置で仕事中のヒロインに痴漢、プールサイドで準備運動中に認識妨害装置を使用しながら、ヒロインや、周りの人間には認識されない状態でパイ揉み（ヒロイン側からすると謎の快楽に悶えることになる）、手足を切り離してリモートコントロール出来るアイテムを使って、人込みで痴漢という内容になっている。
声優の演技も良好で、痴漢されて感じてしまっているけども、声が出せない状態でのくぐもった喘ぎ声が非常に良かった。
痴漢を何度か繰り返して、ヒロインが快楽に対して弱くなったら、家族がいない時を見計らって、ヒロインの家に乗り込み挿入解禁で堕とす段階になるのだが、ここでも、セックスをしながら、夫や子供と電話をするというお約束をしっかりと押さえた内容になっている。
また、このシーンでは怪人アイテムの精力増強剤を使用したものとなっており、大量の使用済みコンドームがヒロインの体の上に乗せられているのがエロい。プレイ後にその精液を飲ますのもポイントを押さえているといえる。
最終的には、夫に内緒で主人公の子供を身ごもるカッコウエンドと、息子が遊ぶ公園で仮面をかぶった状態とはいえ、ＡＶ撮影までしてしまうほどに堕ちてしまう調教エンドに分岐する。
調教エンドでは、主人公が善意の第三者を装って夫に密告するのだが、その場面でエンディングを迎えてしまうため不完全燃焼な終わり方だった。
反面、カッコウエンドの方は、妊娠して夫が傍にいる状況でのＨシーンもしっかり描かれるので、寝取り好きには満足な終わり方だったと思う。
グラフィックは全部で２０枚。Ｈシーンは１１回なので、一回のシーンで２～３枚使うシーンもあり、特に痴漢シーンでのＣＧ枚数は多めとなっている。
巨乳というよりは爆乳と言った方が相応しい大きさのおっぱいは、少々好みが分かれるかもしれないが、痴漢シーンが多いこともあって、パイ揉みを筆頭におっぱいが強調されたＣＧが多いので、巨乳好きなにとってはたまらない出来だと思う。
アヘ顔具合も、やり過ぎてネタみたいにならない丁度良い按配だったし、汁多めなのも良かった。
システムはボイスカットのオンオフの機能もついておらず、設定できる項目も少なく、お世辞にも良いとは言えるものではなかった。
・総評
短いながらも、痴漢や寝取りのツボを押さえており、非常に優秀な抜きゲーだった。
ボリュームも値段以上の量があり、グラフィックも巨乳好きにはとっては素晴らしい逸品だった。