とにかく美穂乃さんが可愛かった。あとCGがとても良かった。
・システム
基本的なことは一通り設定できる。
萌えゲーではあるものの、Hシーンにとても力が入ってるゲームなので、BGVがあるのが嬉しかった。
BGVの質に関しても変に耳につくこともなく丁度良い感じだった。
気になった部分はスキップ機能についてだろうか。
スキップが遅い上に、結構頻繁に主人公視点とヒロイン視点が切り替わり、その際にスキップが止まって共通パートを周回する時に面倒だったので、次の選択肢までスキップ機能が欲しかったところ。ただし、視点切り替え時にスキップが止まる仕様は今後配信されるパッチで変更になるらしい。
・シナリオ
美穂乃が物凄く優遇されていた。個人的には美穂乃はとてつもなく気に入ったキャラだったので、嬉しかった。
美穂乃ルートはそれなりの長さがあるけれども(それでも少なめ)、他3人のシナリオ量は少なかった。
基本的に大きな盛り上がりは無く、シリアスもほとんど無し。キャラ萌えゲーだし、シナリオはまあ、こんなもんだろうって程度だと思います。しかしながら作品全体を通しての雰囲気のようなものは割と良かったと思う。
平坦な萌えゲーのシナリオでは主人公が駄目人間かどうかで結構評価が変わってくると思うが、この作品の主人公は万能だし、告白もサクっとしてしまうので、読んでてもどかしい気持ちになったりすることがほとんど無かったのが良かった。
割とどうでもいいことではあるのだが、主人公たちが学園に通ってるという設定は必要だったのだろうか。
制服Hのシーンのためだけにその設定付け加えただろと言いたくなるほど学園での描写が少なかった。
・Hシーン
この作品の目玉。美穂乃のみ7回で他3人は6回。
尺も結構長いし、絵も良かったし、BGVも搭載されてるしで実用性は非常に高かった。
それと萌えゲーにしては割とマニアック(?)なプレイが用意されてるのが良かった。
足コキは言うに及ばず、目隠し、ソフトSM、腋を使ってのプレイ、妊娠、果ては剃毛プレイまであり。
美穂乃との初Hの時に気をつかってコンドームを使ったら、美穂乃から「中に出してくださいって言いましたよね」って主人公が怒られながら2回戦に突入するシーンが凄い印象に残った。
・キャラクター
何といっても美穂乃が可愛かった。他ヒロインのルートでもそれなりに出番があったりと優遇されてます。
美穂乃はツンデレキャラの一つの完成形と言っていいくらいに素晴らしいキャラだった。
付き合うまでの心の中ではそれなりに主人公を認めているものの、主人公が割りとふざけたりする部分もあるキャラで、更に下ネタというか自分の欲望を正直に口にしたりするので、素直になれずにいるツンツンっぷりと、付き合い出した後の甘えっぷりや周囲から冷やかされた時にも照れながらも嬉しそうにしていたりするののギャップがたまらなかった。
後、主人公のことを名前で呼ぶのが嫌だからと、旦那さまと呼ぶのも凄くよかった。付き合いだしてから二人きりの時にテレながら名前を呼ぶシーンもグッド。
美穂乃が突出して可愛かったものの、他3人も魅力十分なヒロインだったと思う。
・グラフィック
美穂乃とねここの二人は素晴らしいだけでは片付けられない程に素晴らしかった。
久遠とルリアの二人も非常に良かったものの、久遠はイベント絵が少し安定しなかった気がした。
ルリアに関しては笑顔(目をつぶってる状態の笑顔)があまり笑顔に見えず、脱力してるように見えてしまった。それ以外は素晴らしかった。
塗りに関してはキャラを問わず、立ち絵、イベント絵共に凄く丁寧だった。
作中の時間帯よって変わる周りの明るさに応じてかかる、グラデーション等も非常に良かった。
ワイドスクリーンの使い方が上手いと思うイベント絵が多かったのも好印象。
・総評
とにかく美穂乃が可愛かった。
美穂乃が気に入るか気に入らないかがこの作品の評価を分ける分水嶺になると思う。