葵ルートもアフターストーリーも良かったが、如何せん全体の内容が不足していた。
アフターストーリーの内容は話の短さを除けば満足の出来。
特に本編のエピローグで鈴鹿が復活したところで終わってしまった加奈と鈴鹿ルートは良かった。念願の３人でのデートや鈴鹿との２人きりのデートが見れたので満足。暮葉や灯ルートと比べるといちゃラブが少なかったのでもっと見たかった。
暮葉ルートは本編終了後とエピローグの間の出来事を描いた話。事情があって主人公に甘えたくても冷たい態度で接しているけれども、結局主人公への好意を隠しきれない暮葉は可愛かった。
灯ルートは母親の真紀さんが話に深く関わってきて、最終的には親子丼にまで発展するので、とにかく灯といちゃいちゃしたいという人にとってはその辺が不満かも。人妻とか未亡人好きな自分は楽しめました。この辺はもっと話の尺を長くすれば問題なかっただろうに、もったいなかった。
乙女ルートは短すぎて特に感想がありません・・・。本編の乙女ルートの出来が良かったのに残念。
本作のメインと言っても過言ではない葵ルートは満足の出来。もっと葵のおバカさを前面に出してくるかと思っていたら、意外にも妹との禁断の関係に悩んだりとシリアスな面も結構あったりと真面目な話。予想とは違ったけど、葵の色んな一面も見れたし、これはこれでありだと思う。
ＦＤ＝いちゃラブとすれば尺が短くなるのは仕方ないかもしれないけれど、それならそれで各ヒロインに焦点を当てた話ではなく全員が出演するお祭りシナリオとかもあったら嬉しかった。