前作の失敗点を改善し、冗長な部分を削ったと感じた。
璃々子,友梨亜,桜花,杏音,なつめの順番で攻略した。
特に推奨攻略順はないと思うので気になったキャラから攻略すればよいと思う。
前作と比べると、無駄な部分を削って長さをスリムにした感じ。
また、どのルートでも竜脈の活性化による魔力の暴走がひとつの課題となっている――ヒロインの中でなつめだけは魔力を持たないので若干方向性は違うが、魔法に関わるという点では同じか――のは、カミカゼの多くのルートで黒瀧が敵役として出てくるのと展開的に似ているような作り方だったかなと感じた。
今作では竜脈や魔法という側面と(登場人物が)みんなでゲームで遊ぶという側面があると思うのだけれど、ゲームという側面は日常シーンにおいては少し退屈だった、あるいは若干冷めて見えてしまった。
理由は自分の方にも作品側にもあるのだろうが、一つあげるのなら"他人がよく知らないゲームをしているのを眺める"行為――後半の竜脈絡みで楽しむため以外の目的で行われるゲームについてはまた変わってくるが――に近いものがあって、この行為を面白いと思えるかどうかなのではないかと思った。 私はダメだった。
とはいえキャラクターの可愛さや魅力を押し出す部分に関してはいつものクロシェットであるし、そこに惹かれて購入している層ならば問題なく楽しめるのではないかと思う。全ルートやった上だと友梨亜が一番可愛いと思った。カミカゼでもそうだったがこの世界だと胸が小さい(貧乳とは言っていない)キャラは強いんだろうか。
さて、他のコメントでちらっと見たのだけれど、なつめルートや5人攻略後にはじまるエピローグなどから得られる"全世界に魔法が認知される"(エピローグ)、"世界に先駆けて魔法の授業を導入"(エピローグ)、"なつめは工学技術を通して魔法を扱えるような研究がしたい"(なつめルート)、といった情報を考えるとスズノネセブン!と同一の世界である可能性はあるのかなと思う。私はスズノネセブンの記憶に関しては既に曖昧なので何も言えないのだが。
最後に、感想を書く際に既にあったいくつかのコメントを参考にさせてもらいました。ありがとうございました。