作品を残すことは、自分の分身を残すこと。その価値は、一つの物差しでは測れないからこそ、創作は尊いのだ。長文前半はネタバレなしで総括。
伊織「――表現は残ります。人は死んでも、表現は残る。(中略)人の心に残るものはそれだけでもう価値がわかると私は思います」(0のゲーム製作編より
期間限定個人通販で購入。HP→制作日記で行けば手順が載っております。10/5までだからまだやれるよほらほら!(冒頭宣伝
同人業界に関しては右も左もわからない高校生が同人ゲームを作ることになった。そして135万円という大金を稼ごうという話になる。
同人で135万円売り上げって、大手サークルだとしてもかなりの大金です。とはいえ、本題は創作で稼ぐことではなく、創作をすることと、それによってお金をどうしてとるのか、ということになります。
本作はプレイヤー視点からもあるあると思う文面が多いんですよね。無料配布は必ずプレイするとは限らない、なんかはその筆頭。
ですが、基本は制作側の視点に立った話。それだけにメタ的な会話も多いです。
お気に入り曲はイグニション、edge辺り。個人的に瑠璃子が絡む熱いシーンが好きで、それと相まって流れて来た曲が好きでした。
で、今回はネタバレなしで先に総括。
各編の点数は以下に付けた通り。それ以外の諸々の点数を加味して表題の点数。
ぶっちゃけると、この作品をやって、自分も創作をしてみたいと思う人って、瑠璃子に言わせてるわけじゃないですけど中々ドMだと思います。少なくとも私はこれを読んだだけでは同人活動をしようとはならない。
本作が最も重要視することは、「アウトプットは大事」であることだと思うんですよね。それって同人活動と変わらないじゃんと言われそうですが、はい同じと言えば同じですね。一応ここでは同人活動は何らかの報酬を得ることとしたいですが、アウトプットはこれみたいなレビューなども含まれます。
わかりやすい例で言うならば、Pixivに絵を上げたり、小説家になろう! に書いたものを投稿したりすることですね。まぁこれらも基本的に趣味で投稿するのではありますが、広義としての同人活動でもあります。
勿論趣味でやってたものがそこから有償の同人活動に発展する場合も多いです。また、ノベルゲームという媒体は、その性質上、発表するだけで無償公開でも同人扱いされますし、確かに線引きをするのも難しいです。
ですが、それら全てに通じて大事なのは、方法は何であれ「自分の中にある表現したいという衝動に逆らわない」ということに他なりません。
例えばこのレビューだってそうです。誰かに読んだ感想を知ってほしいからレビューを書く。そしてそれを読んだ誰かがそれに刺激されてその作品を手に取ってもらえるかもしれない。
正直私みたいなほぼ無名なレビュワーが言ったところであまり影響もないでしょうけど、そうやって影響を与え、与えられながらその業界が伸びて行けばいいなと、いつも思っています。
そしてそのような誰もが持つであろう衝動を「ラン&ループ」というサークルメンバーに乗せて余すことなく描いたこと、これこそが、本作の価値そのものです。是非とも多くの人に、特にいつもは同人作品に触れていない方にやってもらいたいと思います。
以下、がっつりネタバレでシナリオ別感想。
0のゲーム製作編:67点
みんな、同人ゲームのことなんてわからない。せいぜい、伊織が、趣味でやってるくらい。だからこそ、まずは知ろう、その姿勢って大事だと思います。
そして見つける法則。メリハリが効いてる、熱いところは熱く……。
盛り上がる展開が欲しいっていうのは、割とどこでも言えますよね。自分は全編シリアスみたいなのも大好物だけど、確かにギャグとシリアスにメリハリがある作品は強い。実際リトバスなんかはそこ素晴らしかったしね、まぁそれは置いといて。
コミティアの申し込みを先にする一行。これ、地味に早くも宮口に対しての皮肉を利かせていますよね。
なんでもかんでも理由をつけて完成すらさせない宮口。期限を作ることによって努力の終着点をつくった一行。それは間違いなくどんなものに仕上がるかわからずとも完成だけはさせるという意気込みを感じます。
そして、完成目前の追い込み。創作で金を稼ぐことの厳しさをまだ知らない青二才。故のどこかで生まれる妥協感。本文中には一切ないですが、外野から見るとそれでいいのか、と思う部分はちょこちょこあるなぁと。
勿論仕方ない部分も多いですし、殆どは意図的であると思います。とりあえずほんと瑠璃子の功績はでかい。その中で四苦八苦するという、初めての参加での手際がわからない感がありました。
で、コミティア当日。個人的に銀行でお金を両替し~みたいな一文があるだけでもだいぶ準備感が出たと思います。
そして売れない作品。まぁ、プロモーション不足ですもんね、しかも当日にプロモーション担当者がバイトで抜ける始末。もうちょっと早い段階でそれを認識してくれればよかったかなぁと思いつつ、まぁ外野からはなんでも言えますからね、そんなものかなとも。
終了後の宮口の暴言は、正直ゴミと罵られるかどうかより、作品を完成させもせず放言だけする度胸に関心するなと。その後の伊織の行動などもまぁ理解はできます。あの辺りは高校生なりの未熟感があってよかった。
とりあえず、真に売れるための努力は、広告などのプロモーションであるところも大きいので、シナリオや絵ではなく、ただの告知不足なんですよね。それをわかってないから、あぁ、確かに初心者だな、とは思うし、論点を意図的かわかってなくてか外してるシナリオ運びは、それ込みで意図的かどうかはわかりませんがイライラさせられます。
そういう意味では、かなりスロースタートだったのかな。バトンのような役目の章でした。
夢奏クリエーター編:71点
個人的に、同人作品は「制作者が好き勝手やった作品を売る」ものだと考えています。135万の収益、というのはありますが、収益を上げなきゃいけない点に於いては、商業作品を作るのとなんら変わりがありません。
だから、初めの頃のプロットが浮かんでは捨て、のパート、そこは無理すんなよ、という感想になり、親睦会に於ける川口の感想の通りだなと。
そしてフロンティアエッジの制作者の登場。あの憧れの作品の制作者が目の前に。ここから物語としても一気に加速する心地を覚えます。
自分をどこに置き忘れた? の問。それを、中学時代にやってきたことに見つけるのは、ベタではありつつもいいなと思わせる。そして、バレーボールものをやりたいと思った時の瑠璃子との対峙で最高潮に達します。
ってそこでカットインかよ! しかもかかってる曲と併せてバレーボール以上に熱いことになってる。
そして後半は奏がメイン。何かと理由を付けて音楽を作らない奏に、奥村が発破をかける。
音楽って、確かにわかりずらいんですよね。どうしてって、視覚に触れる情報じゃないから。
絵は言わずもがな。原画が変われば、それだけでかなり雰囲気も変わります。シナリオも、文章は目で読んでいくものですので、視覚が必要です。演出は、それらを生かすものとして、何らかの形で視覚に関わる部分が出てきます。
では音楽はというと、聴覚です。例えばミュートにしてしまえばないのと一緒だし、なくたってシナリオは読める。絵もなくても読めますけど、極論絵は絵に文章を載せることだってできるので、絵でしかできない表現方法は確実にあります。
だから、一か月間の奏との追い込みは熱かった。そして間に合わないのも含めて、それは決してご都合主義でもないんだなって。
とはいえ、埼京線って荒川越すとこも橋梁じゃないから案外止まらんし(止まるのは直通先の川越線、だからりんかい線~大崎~大宮は大概動く)、それでゆりかもめも他の路線もみんな止まる強風の場合ははっきりいってそれは荒天だ。
だから、作品は完成したけど、当日荒天で参加者の行き帰りが危ないからという理由で開催中止、としてくれた方がよかったかなぁ。その方が天気というどうしようもない相手に勝てない無力感が出たなと。正直ここは熱いというより傍から見ても無謀であり、それがわかってしまうからこそちょっと醒めちゃうなぁと。
ちなみに豊洲~ビックサイト間は走らんでも、多少遠回りながら都バス東16系統でビックサイト直行してくれるから、実は無駄に濡らす危険に晒すことも無駄な体力も余計遅くなった時間も必要なかったというオチが付きます。それわかってると余計に蛮勇に対して「あーはいはい無駄な労力お疲れしたー」となってしまうのがなぁ。
伝送スクリプター編:77点
時海色葉の加入は、少しだけ物語的都合の良さを感じるけど、それでもサークルへの新たな風を取り入れる試みとしても実際にありなのかなと。
そして売った! フロンティアエッジに喧嘩を売った! 天上人に喧嘩を売れるというのは、青くとも若い特権だと思います。自分は媚びる←
ここでのメインは間違いなく色葉です。誰にも仕事を邪魔されたくない彼女。その姿は、前編での奏と同じような危うさを感じさせるものでした。
だからこそ、サークル全体として、奏と同じ轍を踏まずによかったと思います。実際プレイヤーからすればまた同じ展開見せられるのかと思ってそっちの意味合いでハラハラしますもん。
その中で、一つの物語をチーム全体で作っていくことの楽しさ。競作をしたことで初めて知った感情。だから、私はこれでよかったと、演出・システム部門賞を獲得した色葉が万感を込めて言うのだ。
最優秀は取れなくとも、部門賞二つ。新参サークルとしては、間違いなく大健闘。外野からだから言えるだろうが、普通にこれだけで相当な知名度向上であろう。
――あぁ、だから「伝送」なのか。この話を終えた時に思ったことはこれだった。終わってみれば、全編通して見て間違いなくここが一番熱いパートでしたね。
赤き誓い編:70点
なんというか、恭二が出て来てから、明らかに空気感が変わるんですよね。そしてそれはあくまでそれまでの話の清算に他ならない。
恭二の威圧がどうだから、ということは関係なしに絵を描くことを辞める伊織。伊織がいなくても、今までどう成長したか? なら出来ることは何か? そう、作ることだ、という章でした。
その合間にさらさらと明かされる過去。
あぁ、だから操は伊織の名前を聞いてやる気を出したのか。だから恭二は七海ひかるの小説だけは読んでいたのか。そしてその中で、恭二は気付いてなかったのだ。表現に親を殺され、表現に妹は救われたと。
最後に恭二が認めたことは、恐らくそのことに気付いたからなのかな、と自分の中では補完しています。そうでもなければ、空気だけでそれらを変えるには難しすぎる。勿論操の説得もあってこそとはいえ。
趣味でも仕事でも、友人でも家族でもなんでも、人は何かに影響を受けて形作られていくもの。そして、ラン&ループはチームとして、ゲームによって形作られた。
なんでもいい、誰か何かによって自分を形作られるもの、だから今度は自分が誰か何かを形作れ、それが言いたかったことなのかなと。
以下スペシャル一言感想
同人ゲーム男子
この天木秀介、絶対大学じゃハブられてるだろwと思ったら案の定友達いないのね……。
痔
なんでそこで商品名隠すの!? あ、登録商標か! って隠してねぇ! って「やるか」「うんっ!」じゃねーよ!
東京食堂爆誕
立ち絵無きキャラに人権などない。でっていう!
とはいえ、初めはこれが普通だと思います。その当たり前を本編と別にそれっぽくでも補完してくれたのは流石だなと。
がーるずとーく
その純情さに胸が、胸がっああぁ!
ハッピーエンド
アッハイ
しかし操はあれから三ヶ月くらいで久々の新作一気に書き上げたのか、すげーな。
スペシャルは時系列的に爆誕→がーるずとーく→痔→ハッピーエンド→男子、でいいのかな?
痔は……やったのか? いやただ見せただけ、は却って変態行為……けどその後処女云々の発言ないね、ないよね……まぁ若いし、うん。
以下キャラ別一言感想。
東京食堂組
彼らもかなり苦労したんでしょうね。初めてのコミティアでは新刊落としてますし。まぁスペシャルで大体書かれてますが、あれ以外にも色々あったんじゃないでしょうか。
彼らの凄いところは、「仲間が楽しめる土壌を自ら率先して耕す」ことに他なりません。そういう意味では今作一番の功労者ではないでしょうか。
フロンティアエッジ組
言ってることは一切間違いじゃない。それが、大手サークルとして一定の売り上げを上げているところだからこそ。
勿論全部が全部正しいことではないと思います。しかし、経験とそれに伴う売り上げに裏打ちされた内容は、消費者にも十分突き刺しうる内容です。
だからこそ、何かを履き違えない限りは、商業でも間違いなくこの人たちは成功するでしょうね。出すものが全年齢か18禁かはわからないけど。
ところで多々良の深山へのホの字込みのツンデレ見てる限りこいつら絶対暫く進展しねーぞ!
秋山真奈
フロンティアエッジの面子じゃないですが、確かに世の中には天才がいる。恐らく一番の天才肌でしょうね。
それでもそれに留まらずいいものを貪欲に作り上げようとする姿勢は、誰しもが見習うべきなんじゃないでしょうか。
青葉四郎
彼は完全に脇役です。だからあまり作中で存在感を示さない。ハゲだけど。
それでも、バレーを康平がやりたいと言った時に温かく迎えてくれるのは親友のそれだと思ったし、控えめながらもナイスフォローなキャラです。ハゲだけど。
しかしハゲでもスキンヘッドでもいいけど仙人的なのが主人公の作品ってありそうでないよね。まぁ需要あるかと言われると微妙ではあるんだけど。
宮口
――正直、必要なキャラだったかなぁ? 最初にただイライラさせられて、最後にパッと出て悪かったな、と言われたところで特段印象が改善することもないです。
ただ、恐らく、一部の面に於いて合わせ鏡的な側面を持たせたキャラなのかなぁと。多分一部のユーザー辺りと刺し違えても殺すくらいのことをしたかったんじゃないかと思います。
要は燻っているよりかはとにかく作品を出せってことですよね。だから最後も無理に一次選考落選とかじゃなくて作り上げないのを誰かに論破されるとかの方がよかったかなと。
瀬川瑠璃子
「私にできることは、これくらいだから。私は絵が描けるわけじゃないし、文章でだれかを感動させるなんてことはできない。表現の素養がなくて、所詮は消費者。だから……こんなことぐらいしかできない」(夢奏クリエーター編より
何かを作り出すことも出来ない消費者。だからこそ、制作側の応援に立った時に様々な動向を理解し、且つ渇を入れる。思えば特に熱くなれるシーンの半分くらいは瑠璃子が絡んでいたように思います。
消費者が制作側の立場に立った時、出来る事ってなんだろう。それを端的に表したキャラだったかなぁと。
しかし恭二への淡い恋心は報われる日が来るんですかね。どうにも来そうとは思えないのが。
成宮奏
多分容姿コンプレックスはあるんだろうけど、始めのうちは宮口といい勝負な感はあるなぁ。
だけど、宮口と大きく違うのが、それまでにもちゃんと作品を完成させていること。そして、失敗を知っていること。だから、M3に行った帰り、悔しさをばねに再びゲームの音楽を作ると決めた。
いやなんというか、いけ好かないところはあるんだけど、すごくわかるなぁ……これが同族嫌悪って奴か。
でも覚醒してからの奏はプロのそれ。自身の弱いと思う所を気にせず自分の実力のまま曲を作れる、それはとても強いことです。成長に「強さ」が加わったキャラでした。
時海色葉
伝送スクリプター編からの登場でしたが、いやいやどうして中々印象に残るキャラです。地味に瑠璃子よりイメージ強いんじゃないだろうか。
彼女そのものの感想はほぼ伝送スクリプター編の感想の通り。後はおっぱい揉めるのは女子の特権だね、ってことぐらい。まぁ同性同士でもセクハラや痴漢で訴えようと思えば出来るけど。
小湊恭二
フランクリン・ベントナー。
個人的に、絵に対して憎しみ抱くのはわかるんだけど、表現全てに憎しみって書かれたのはちょっと違うかなぁと思った。別に小説家に対して憎んでるとは一言も言ってないし。正直表現に憎しみ、というのが萌芽したタイミングもちょっとよくわからなかったけど。
だからこそ、七海ひかるが叩かれた時の恭二の反応がみたかったですね。ほらみろ、みたいなものだったのか、実はそれなりに案じてたのか。
ラストは、なんというか、お前ほぼそれニュアンス変わってねーじゃねーかとは。とはいえ、彼なりの精一杯の譲歩なのでしょう。後はシナリオ感想の方で書いた通り。
赤名操(七海ひかる)
まぁ……作業部屋がうんたらとか旅出まくってるとかの時点でそんな気はしてたよ。確信に至ったのは伝送スクリプター編冒頭の瑠璃子の発言だけど。
もうちょっと掘り下げが欲しかったキャラではあります。どんな話書いてたかとか、事件の時のこととか、旅出てて何考えてたのかとか。
それと恭二に対して何も思う所がないわけではないだろうけど、今はどうなんだろう。まぁそれはご想像にお任せしますってことだろうけど、如何せん瑠璃子がああだから、態度示してやらんと修羅場に発展する可能性ががが。
赤名康平
始めは「新人賞くらいちゃんと傾向見てから応募しろよ」とは思いましたが、成程確かにあそこに応募するしかなかったですよね。
ただ、作風が違うのを無理やり押し通そうとして一次選考落選して「ソノゲンコウイラナイ」とずっと言われるのは流石にいらないです。そこの新人賞じゃなかったら意味が無かったのかもしれない、けれど新人賞はそこ一つではなく何か所もあるものであり、どこかがいい評価を下すかもしれないのに、一つに縛られて一々言うのは流石にうざかった。
だからこそ、伊織に出会ってちゃんと成長したかなと思うし、チームプレイを思い出した時の彼は粘り強い。
まぁ、割と伊織に対しては無意識ながら早い段階で恋愛感情があったからというのも大きいとは思いますけどね。そういう意味では成長理由が他の仲間と毛色が違うよう仕向けられたキャラでした。でも動機なんてそんなもんでいい。
小湊伊織
夢は呪いであることは間違いありません。それを達成できなければ、夢は掴めることなく終わるのですから。
そして、夢に呪われてでも夢を叶えられるかどうかに賭けた、それが彼女の得た強さでしょう。
しかし、最後完全に色ボケしてるけど大丈夫か? なんか伊織がやりたいからって言って康平他メンバー言いくるめてどっかで18禁シナリオ出しそうな気がする……。
ところで、作中でも言及してますが、同じ作品を全年齢で売るのと18禁で売るのとでは売れ行きが相当違います。では何故この作品はエロありの方が売れるとわかっていながら全年齢で出したのでしょうか?
単純な話です、「高校生が同人ゲームを作る」という『意外性』を持たせるためです。勿論同人ゲームを作る同人ゲームというだけで十分唯一性が高いですが、作中にもあった通り「意外性」がモノを言う世界です、それらを自ら実行したと言えますね。
なので、実はこの作品は存在する事そのものがそれらを証明するためにあるとも言えます。ここまでメタ的な作品中々ねーぞ。
ともあれ、自分の感想も、アキラさんと東さんのように誰かに届くものであったらいいなと、消費者はそう願うばかりです。
追記
こんなことを言ってますが、熱くなれるところはほんと熱くなれます。というかこの手の題材でここまで熱く書けるのは中々ない。
ただ、どういう層に勧めればいいかと言われると地味に悩む作品ではあります。制作側? 消費者?
個人的には「同人業界に触れたことのない全ての人」かなとは思います。それこそ皆恭二さんと同じや。なので先述した通り、ひとまず商業ばかりやる人にとりあえずお勧めしたいです。
追記Ⅱ
18禁ゲームを未成年に売った○らのあなの店員は大柄な同僚にあの後告発されたんだろうなぁ……(遠い目
追記Ⅲ
10/5の個人通販締め切りまでに間に合うように書いたよ! ――いやいつものことながらこんな感想でやりたいって思う人いるのか?
いやでもやっぱり同人に限らず、作品というのは、人の目に触れてなんぼなので、出来る限り多くの人がこの作品に手を出してほしいのは本当。
願わくばこの作品に感化されて、ドMロリコン人妻好き姉萌えな製作者が現れてくれるといいねぇ……。