超個性派ボーイミーツガール。 端的に言えばこれ。 少年が少女と出会い、恋をする。 この”ありふれた”物語を”特別”にする、王雀孫さんの天才的センス。 傑作すぎ。唯一無二すぎ。 たまひよ可愛いすぎ。 世界が平和でありますように。
OPムービーがチートレベルで良い本作は、噂にたがわぬ超大作でクリアまでに55時間。
まさかここまでのボリュームとは思いもよりませんでしたが、長いプレイ時間など体感では一瞬で過ぎ去り、クリアしてしまった今ではどこか寂しい気持ち、いつまでも作品の世界に浸っていたいという望郷の思いにも近い感情に包まれています。
こんな個性に溢れた作品は他に無いと断言できるほどの唯一無二性は、プレイ後に圧倒的な多幸感をもたらしてくれました。
その最大の理由となったのは玉泉日和子というヒロインに出逢えたこと。
いきなり殿堂入りヒロインになりました。
全世界に100万人いるという、たまひよ推しの皆様の末席に加えさせていただこうと思います。
激推しです。
★物語の構成について
解離性同一障害(Dissociative Identity Disorder)の主人公が様々な出会いを経て、大切な人と一緒に歩むに至る結末までを描いていました。
創作物語ではよくある設定ですが、本作が特別だったのは主人公の内面5人に妥協なく完璧なまでの人格を与え、しっかりフォーカスしていた事。
複数視点を章に分けて見る群像劇スタイルは、主観が変われば景観が変わるかのように、各章の雰囲気が全く異なるのが面白いところ。
主人公を取り巻く人々の関係性も同様。これを「オムニバス形式」ではなく、「主観切り替え」で進行させたのが巧みです。
点と点が線になる過程で「伊丹伽楼羅編」から伏線回収が始まり、最後に解放される「羽田鷹志(ヨージ)編」小鳩ルートで全ての真相が語られる。
それぞれの人格の行動原理や思考がしっかり造形されているために、最後の収束は圧巻でした。
物語序盤は解離性同一障害(以降DID)という設定が明かされていないため、鷹志(タカシ)の語る異世界グレタガルドの聖騎士ホーク・シアンブルーという状況を真に受けて読んでしまってました。
これを始めから情報無しでDIDと気づいた人がいたら尊敬します。
次第に話が進むと、あれ?何かがズレてるぞ?と気になりだし、鷲介の話に切り替わった時には完全に物語に引き込まれていました。
導入の初速は穏やかながらも、その後の興味を引き付ける力は強力で、徐々に解放されていく設定は計算されていたのでしょう。
また、設定を見れば非常に重い内容にも取れますが、作品の中の空気感は陽の波動。陰鬱さや悲壮感は垣間見えず、超ハイセンスなコメディパートが光る終始明るい空気感に満ちていました。
でも決して物語を軽んじた様子はなく、その空気感の中に確かな説得力があって上手く誘導されてしまうんですよね。キメるところはバシッとキメてくる感じ。
このバランス感は本作が傑作足りえた理由に感じています。
★王雀孫さんが天才すぎる件
本作最大の個性となったのは王雀孫さんの文章とキャラの動かし方でした。
掛け合いが面白いだったり、語彙力が凄いと簡単に言うのも何か違うと感じるモヤモヤ。
センスという言葉では説明が出来ないレベルのテンポの良い会話劇と、圧倒的に豊富な知識。
まず最初にびっくりしたのは、956京から始まる周波数とDJコンドルの夢ラジオの爆裂な語り。
垂れ流される言葉の洪水とハイテンションなノリに圧倒され、ワードセンスと中の人の演技も強烈に印象に残りました。
他にも同様な言葉の洪水は多岐に渡ります。
テキスト全体を見ると文章自体はかなり冗長な説明や、大量に繰り出されるギャグと下ネタの応酬。
しかもそこには膨大な情報量が詰め込まれています。
それも頭がパンクするほどに。
それにも関わらず、スラスラ読めてしまう。退屈を感じない。
むしろ虜にされてしまうような中毒性。
おぉぅ、なんだこれは‥‥!?
もうどう伝えていいのやら。
ただプレイした方なら分かるこの感覚。分かりますよね?
小さな会話の粒が山のように積みあがって、もうそれ既に山ですよになってるというか。
地盤しっかりしてて崩れないみたいな。王雀孫さんの圧倒的な言葉のボキャブラリーを前に、プレイヤーの自分は語彙力無くしてヤバいしか言えなくなりました‥‥。
そしてこの会話劇でぐぉんぐぉんとキャラが動く。めちゃくちゃ動く。
たまに動き過ぎて会話事故してるけど、物語はしっかり進み破綻しない。
何とも不思議な感覚でした。
文章で特筆するのが間の取り方。
行間から読み取る空気のようなものが、超バリエーション豊富でした。
この空気がズレて笑ってしまうシーンになると思えば、ヒロインのいじらしさを伝えるものになったり、優しさを感じる心地よさになったり。
まるで魔法のように操る文章力は圧巻です。
キャラの台詞回しも非凡なもので、これだけ膨大な登場人物がいるのに、それぞれの話し言葉にしっかり味付けがある。
よくこんなに多岐にわたる濃い台詞が出てくるなと、王雀孫さんは実は複数人いるんじゃないかと疑いたくなります。
キャラが集まり言葉の洪水が押し寄せたごった煮の中でも、会話が見事に調和してリズムまで抜群。
天才の所業です、これ。
また点の話ですが、一見すると無意味に思える状況説明から本題への導入も上手い。
例を挙げると鷲介編で携帯電話を勧められるシーン。
導入の前段階でダイヤル式電話について語り、公衆電話が街中で見なくなったことを寂しがり、ドラマなどでも緊迫としたシーンで映えるのではないかと存続案を出し、さらには公衆電話を有形文化財指定にすることを提案して締める。
もちろんこれに意味は無いです。
こんな遊び心がありとあらゆるところにちりばめられ、物語を動かすに不要な情報がエンターテイメント性に直結してしまうところは流石でした。
これはもう読んでて面白すぎる。
長くなってしまいましたが最後にこれだけ。
ガルーダのチャンネル選択肢から繰り出される世界観と転生先の語りは、何言ってるか分からないほど理解不能。
それなのに無性に惹かれるエピソードなのは圧巻のもの。
あまりの知識と想像力に王雀孫さんの頭の中どうなってるんだろうと、ライターご本人に興味をそそられるほどでした。これにはさすがに天才っぷりを思い知らされ降参です。
参りました。
★魅力的な登場人物たち
世間一般からすると少し特殊な人々や、社会の弾かれ者たちが濃厚コミカルに描かれていたのも本作の大きな魅力です。
しかもどんだけいるんだよと思うくらいの登場人物達の人数。
はじめは名前が覚えれるか不安でしたが、無意味な心配でした。
キャラが濃すぎて忘れようも忘れられないない愛すべきキャラ達です。
この登場人物たちにも主人公やヒロインと同じく、明確に感情や動機などの人物造形しっかりあるのも素晴らしいところ。脇役たちがしっかり生きているんですよね。
そんな生きたキャラが王雀孫さんの魔法のような会話劇で洪水のようにしゃべり倒す。
もう何度爆笑した事か…。
このキャラ達を支えた声優さんの演技も圧巻なものでした。
LRさんなんて9割5分はラップしてるし、黒パインなんて奇声ばっか上げてるし。コンドルさんはラジオジョッキーが板につきすぎてるし。本作のキャラ達全員に言える事として、キャラと声の演技に異次元の親和性がありました。
これでは余計にキャラに愛着が湧き、引き込まれるのは当然の話しです。強い。
中でもお気に入りのサブキャラはコーダインとアリスと狩男。
まぁ3人も挙げるのはちょっと多いですが、これでも相当絞ったんですよ。カケルとか。
コーダインはなぜ攻略ルートが無いんだよという悲しみの叫びと共に上げさせていただきます。
メインヒロインですよ彼女。
どうやら全年齢版では攻略ヒロインに昇格しているそうなので絶対にプレイしなければという鋼の意志。
可愛すぎたよコーダイン。
アリスに関しては数多の日本語カタコトキャラの中でも一線を画したセンスを感じます。
王雀孫さん凄いなぁって思ったキャラの1人。
隼人編でアリスが最後に感謝の言葉を伝えたシーンはちょっと泣きそうになりました。
狩男は…説明不要ですね。
多分プレイした方みんな好きだと思います。
プレイ中に爆笑した半分はコイツが持ってきましたw
ド下ネタキャラなのに声は抜群に素敵。漢気もある。
なんなんだよコイツと思いながら大好きです。
◾️攻略ヒロインについて
本作は恋愛物語としても秀逸なものでした。
それぞれのカップルみんな祝福したい。
ヒロインが主人公に惹かれていく過程の会話やしぐさが抜群に可愛かったです。
京ルートを除き、形の違いがあっても共通したのはボーイミーツガール。
少しの勇気がもらえるものばかりでした。
【明日香ルート】
王道のボーイミーツガールでしたね。
学園のプリンセスと主人公の組み合わせはどこかアンバランス。
仮面恋人と言いつつも、タカシにとっては初恋の相手。
テンプレながら超スロースタートの恋路が物語が動き出すことで、一気に加速していくのが良いですね。
想像力な豊かな人間、心の広い人間になりたいと願う明日香が、タカシに惹かれていき恋心を自覚していくのがまた良い。
明日香の恋が育つ過程はもっと見たかったですが、これはプレリュードで語られてたりするのかな?
この二人は恐らく一番精神的に繋がっているカップルに感じます。
DIDとイマジナリーフレンドというお互いの経験に共感があって尊重している。本質的に分かりあっていると思うんですよね。
「自分の中に閉じこもるのは、逃避じゃなくて探索だ」という言葉でタカシの逃避を肯定する力強さは、全ヒロインの中でも明日香だけが持つもの。
結ばれた二人はきっと明日香主導ながらも、実はタカシにベタ惚れしてるから「なんだと」とか言いつつも「だいちゅき」とか言ってるんだろうなーと妄想が捗ります。
たまに「ぷじゃけるな」もぜひ言って欲しい。
あぁ、これは”萌え”だぁ…。
物語の帰結も逃避していたタカシを救済し、現実と向き合っていくという展開が綺麗でした。
愛の力を持って受け止めたわけです。
ダメ押しは「たぶん私がしてるのは恋愛じゃなくて羽田愛なんだ」って言葉でしょうね。7
兆回好きになってくれるなんて…どんだけ好きなんだよ!フィーリングで理解してしまう二人の恋は揺るがないものでしょう。
このルートで素晴らしいのはエピローグ。「
想像力の豊かな人間になろうと思うんだ」という明日香の言葉は、タカシへの尊敬の念と、どんなに嫌な事があっても逃げ出したくなっても、前向きに物を捉えていこうという希望の言葉。
お互いに支え合って生きていく未来が見えて、素晴らしい締め方でした。
余談。プレイ前まで抱いていた明日香の印象は清純系でしたけど、全く違いましたね。公式の人気投票は1位との事で、これだけ明日香が強ければ文句はありません。(たまひよ推しですが)
【京ルート】
まさに依存による歪んだ愛。
明日香ルートの派生、サブルートとされただけに物語の帰結は対照的なものでした。
エンディングはさらに2つに別れましたが、どちらも本質的に変わらない帰結に感じました。
一方的な京の歪んだ愛の矢印はタカシの逃避を救うものではないでしょう。
タカシの抱える痛みを感じない異常性。これが何も変わらなかったのが決定打です。
一見ハッピーエンドのように見えて、よくよく考えれば何も救われていなかった恐ろしさ。
BADエンドなんて歪んだ愛による直接的な終焉でしたしね。厚生労働省のせいらしいですが、完全なるブラックジョーク。
これも一つの帰結だったのでしょう。
【日和子ルート】
最高に最高で最高!このカップル大好きです。
二人の積み上げた会話が恋に発展する”ありふれたロマンチック”さに胸を射抜かれました。
全カップルの中で一番自然体で、一番丁寧な恋の過程が描かれていたと思います。
一旦DIDの設定忘れて純粋に恋愛物語として楽しんでいました。
しかもさり気ないボーイミーツガール感が良いです。
クールビューティーな日和子が、どんどん心を許していく過程があまりにいじらしくて、感情の機微がめちゃくちゃ伝わりすぎて。
あー、もう!鷲介のこと好きじゃん!絶対好きじゃん!好きすぎるじゃん!
あ!たまひよ照れてる!めっちゃ照れてる!なんだよこれ―可愛すぎるじゃん!じゃんじゃん!
もうずっとこれ。
ずっとニヤニヤ。そして爆笑。
「些細な言葉の積み重ねがどれだけひとを恋に陥らせるか」という日和子の言葉で全てを察することが出来ました。
難攻不落の真面目美少女を、鷲介のおチャラけながらも真剣なアプローチでハートを射止める。
どこかありふれていて良いんです。
狩男をはじめとする異常かつ濃厚な脇役達も、アットホーム感があって優しい。
その流れでの英里子との衝突と、鷲介のアプローチが上手く絡み合って迎えたエンディングでは物語をしっかりまとめてくる。これはもうラブコメとして完璧。
アレックス3の微笑みジェノサイドがED曲という最大のオチまでつけて終始笑わせてもらいました。
日和子が恋に堕ちる過程で見せた悶絶級の可愛さ。これには心を鷲づかみにされました。
これがタマイズムか……。
クールビューティーで曲がったことを許さない彼女が、実はフリファのホソリュー推しでミーハーだったり、臆病者で目を合わせて会話するのが苦手だったり。
鬼教官のように恐れられてるにも関わらず、制服を見てほしくて「あの……、どーすか?」って恥じらったり。「鷲介さんは私の大切な……大好きな王子様です」でノックアウト。
久々に強烈に惹かれる感覚にとらわれ最高の幸せを感じる事になりました。
たまひよ激推しします。マーベラス!!
【鳴ルート】
なんですかこのカップルは!可愛すぎるんですが!
漫才のような会話劇なのに、どうしてこんなにもトキメキを感じるんだという悔しさ。
ワードセンスと台詞回しが抜群に秀逸なルートでした。
あぁ、願わくばずっと二人を眺めていたい……。
夜のギバラに集まったカケルをはじめとしたYFBメンバーなど、いわゆる社会のチョイはみ出し者たちのギャング抗争を物語の主軸に置きながらも、フォーカスされていたのは隼人の心の変化の過程。
また、隼人を取り巻く登場人物たちの背景が生きていたルートでもありました。
パル姐さんの母親のような人情味や、プラチナの役者への情熱、マルチネスの日本に来た理由、メンマの過去の体験、アリスの寂しい気持ちなどなど。
彼らは隼人にとって過ぎ去る通行人Aだったものから、大切な仲間に変化していく。
そのきっかけが鳴との出会いと芽生えた恋心。
隼人の心の成長はまさにボーイミーツガール全開で胸が熱くなりました。
めちゃんこええやん……。
二人が距離を縮めていく過程も良いんですよね。
好きオーラ全開の鳴をあしらう隼人がたまに見せるデレ。
男キャラである隼人の”ツンデレ”がたまらなく素敵でした。
ぶっきらぼうなのに好きな女の前ではたまに素直になるって可愛すぎます。
そして鳴もまた強かった。不思議系で小動物のような可愛さがありながらも、天然で隼人の主導権を握ってしまう小悪魔っぷり。
二人の会話のテンポは全部語録にしたいレベル。
会話が噛み合ってない、むしろ漫才してるようなのに、確かな愛情を感じるんですよね。なんて心地いい会話なんだろうと惚れ惚れします。
「黒豚よりも好きだ」「センザンコウより好きです」の告白。
言葉だけ聞いたら意味不明。でもこちら側はトキメキMAX。
あー、あー、胸がキュンキュンするー!
初夜までもこのノリですから恐れ入りました。
エンディングで新たな朝を迎えた隼人の決意は、これからなると一緒に生きていこうという希望がみえて胸を打たれます。
隼人の隣に鳴がいてくれて本当に良かった。
【小鳩ルート】
このルートをボーイミーツガールと見るのは拡大解釈ですが、エンディングでヨージと小鳩は再び巡り合ったって事で。
ルートロックされていただけあり、小鳩ルートは全てを収束させるカタルシスがありました。
5人の人格が生まれてしまった真相が明かされる真の救いのルートと捉える事が出来るので、TRUEルートとも言えるでしょう。
物語の前半は各章ごとの交わらなかった登場人物たちが一堂に会するオールスター感はテンション爆上がり!
これこれ!見たかったやつ!!
今までたくさんのキャラごった煮のなかで、まさかここで集大成を見せて貰えるのは神業すぎます。
しかも明日香と日和子が知り合いだったなんて最高じゃないかと歓喜。
集合写真で自分のカメラの時だけそっとピースする日和子がたまらない……。
マーベラス!素晴らしい!
後半は一変してシリアス展開。
作品全体に悲壮感が無いので忘れてしまいがちですが、DIDを患った主人公の苦しみにも起源があります。
苦しく悲しい過去語りは全ての謎をクリアにすると同時に、それを乗り越えていこうという勇気も見せてくれる。惰性的な日常を過ごしていたり、息苦しい思いをしている方には、ズバッとストレートに心に刺さるメッセージのように思えます。
物語中に幾度となく出てきた「世界が平和でありますように」を教えてくれた教会のおじいさんが伝えてくれた優しい希望には完全に泣かされました。
「俺たちに翼はないこともないらしいぞ」
この台詞からタイトル回収は見事。
バラバラな人格の一人一人が悩み、楽しみ、経験する。
その全てが人生の役に立つ。いつか一つになった時に良かったと思える日が来る。
この言葉がきっかけになり、人格全てを自己肯定して共に歩む事で、俺たちの翼を見つけるという素晴らしき収束。
同時に涙腺も崩壊。さらにはプレイヤー自身も、実は奈落にいて彼らを見守り、バラバラだった人格を一つにまとめて、救済まで導くメタ的な存在として扱う華麗さ。
ここで傑作確定となりました。
ヨージが幼い頃から持っていた小鳩を守りたいという想いと、兄をずっと慕っていた小鳩が一緒になるのはあまりに自然な事で、最大の祝福を送りたいです。
小鳩の誕生日のクリスマスイブの告白とおでこへのキスは、今まで離れ離れだったお互いの距離を少しずつ埋めていくようで、心が満たされる思いでした。
どうか二人の未来に幸あれ。
◾️最後にまとめ
素晴らしい物語構成、神業と言える文章、圧倒的ワードセンスと言葉の印象付け、魅力的過ぎる登場人物たち、遊び心と最高のリズムを刻む台詞回し。
そして刻まれるメッセージ。
ビジュアルノベルという媒体だからこそ表現できた濃厚な物語。
アニメでも小説でも伝わらない特別なリズムは中毒になるほど魅力的でした。
願わくば、主人公をフルボイスにして、チャプターをオートプレイで見ていたい。
繰り返し味わえば味わうほど魅力が増す強烈な個性。他に類似の作品を探しても、ここまで奇跡のバランスで完成されたものは無いでしょう。
それぐらい唯一無二の作品だったと思います。
いつかNavelさんにはリメイクを作ってもらいたいですね。
クラウドファンディングがあれば絶対に応援しますよ。きっと同じ思いの方が1000万人はいるような気がします。
素晴らしい作品との出会いをくれたNavelの皆様、作品に関わった全ての方々に心からの感謝を。
また、この長い感想を読んでくださったあなたにも最大限の感謝を。
世界が平和でありますように。
ぶるっきゃおう、ぴらむに。
ありがとうございました。