十全先生のいつものやつ。でもこれがいい。
楽しみにしていた十全先生の新作。
毎回お馴染みの主人公の奇行ぶりと、繋がりを求める寂しがり屋属性は本作にも踏襲されています。
とてもおバカなのにやっぱりモテモテ。もうこれはお約束なのかも知れません。
実際にそれを期待してますしね。
バカだなーと思っても好きだから仕方ない。
少年漫画のラブコメモノでラッキースケベや少しえっちなドキドキ展開あるじゃないですか。
それを欲望丸出しで、ガチにしたような作品ですよね。
端的に言えば、頭空っぽにして浸れる正真正銘のエロゲです。
『ハーレムゲーム』や『彼女は友達ですか？恋人ですか？それともトメフレですか？』に比べるとハーレム度は若干控えめ。
とはいえ、完全に頭飛んでる十全先生シナリオでした。
ヒロイン二人が陥落するまでは丁寧に進行していきますが、じわりじわりと助走をつけたのかと思いきや、一度タガが外れてしまえば一気にハーレムまっしぐら。
そこからはひたすらえちシーンが続きます。
前半の焦らされてる感でハーレム期待値を上げてきて、さらに焦らしてようやく御褒美タイムの様式美とでも言いましょうか。
意図的に仕掛けている雑さもある意味魅力なのかもしれませんね。
ヒロイン達も思考がぶっ飛んでいて、それに主人公が翻弄されていくドタバタ展開ってのも面白かったです。十全先生の作品は色々プレイしてきましたが、その中でもストーリーテンポの良さはピカイチでした。
えちシーンは過去作同様の媚び媚びプレイ。
なんかいつも危険日なのは仕様なんでしょうかね。
十全作品に安全日なんてものは無いと改めて宣言されたような気分です。
もう既にファンタジーの領域まできてます。
アホすぎて大好きですw
気になった点を敢えて言うなら「おれたたEND」だったのが残念でした。
物語はここからだ！ってところだったので。
もう少し先を読みたかったなーっていうのが素直な感想です。
でも結局は十全作品は好きなので、次回作が出れば必ずプレイします。