これは参った…紗凪が可愛すぎた。 丁寧に描かれる恋の過程と、たくさんの優しさ、甘やかさに大満足です。 読後の幸福感がほんと凄い。素敵すぎ。 二人の恋はきっと淡い雪の色。 紗凪はましろ色を春に染めてくれた、お日様みたいな女の子でした。
最高です。大満足の純愛物語でした。
自分はもともとはアニメ版視聴のみで、リメイク版でましろ色シンフォニーをプレイしたかなり後発勢です。その為に滑り台コースのヒロイン達が報われた事に満足していましたが、ここでようやく真打の登場です。
みう先輩√で失恋の涙を流したブランコから幸せが始まる演出はエモすぎで歓喜しました。
まさに万感の思いです。
★ましろ色を染める純愛★
これが本当に素晴らしい。
男嫌いの紗凪が徐々に新吾を意識し、やがて恋心が芽生える過程がとても丁寧に描かれていました。
最初は好きの感情が分からず、気持ちの変化に戸惑う紗凪が可愛くて。
みう先輩LOVEと、クズムシ新吾の対応の差を下積みとしたからこそ、恋のギアが上がりメロメロになってしまうギャップが堪らなかったです。
まだこの時の恋心はましろ色。やがてそれが色づき始めるのは秋の終わり頃から。ここから紗凪の可愛さは突き抜けていきます。なんだこの可愛い生き物は‥‥。
好きを意識して更に戸惑い、それを受け入れる過程も繊細に描いていました。
愛理がいい仕事してるんですよ。ルート外のヒロイン達が空気でなく、しっかり絡んでくるのも本作の良いところ。
ブランコでの告白で想いを伝えあってからの二人はもう超絶に甘過ぎ。夢中で恋する紗凪が眩しくて、悶絶するのを必死に堪えていました。
恋する気持ちが沼ならば、紗凪はズブズブに沈んでしまう底無しの恋です。恋は盲目とはまさにですね。
物語のキーとなるみう先輩と理央のエピソードも、二人の純愛を後押ししてくれて素敵でした。
色々な要素が絡まり、訪れた幸せな未来。
本編の失恋の涙を知っているからこそ、幸せな紗凪を見れたのは万感の思いでした。
★みう先輩と理央★
みう先輩の存在感は圧倒的でした。紗凪にとっては憧れで、遥か高みの存在の為かラスボス感が凄いです。まぁみう先輩本人は全くそんな自覚ないでしょうが。
物語のキーとして、越えるべき壁であったのは間違い無かったはずです。
最後は憧れの背中に追いつき、並び立つことができたのでしょう。
紗凪の成長した姿はとでも素敵で頼もしく、幸せに溢れていました。
理央の存在も物語のキーでした。この子は愛されキャラですね。言葉の悪さすら微笑ましくて見守っていたくなります。
紗凪に強く当たる裏にある気持ちは素直になれない姉への親愛なので、それがどうにもいじらしくて。姉弟の仲が深まるきっかけも、紗凪の恋だったのが純愛物語らしくて良いです。素敵なサイドストーリーでした。
★雪は何色?の答えは★
エピローグが素敵すぎます。
桜の花びらが舞い散る印象的な一枚絵に本作のテーマが全て詰まっていました。
元はみう先輩√が分岐したストーリーなので、ここで改めて紗凪の恋物語であったことが明示されます。
それも素敵な言葉遊びで。
みう先輩はふわふわで真っ白な冬の雪。
そして、紗凪は桜の花びらが舞い散るような春の雪。
真っ白な恋の色に、ほんの少し染まった女の子の色。
ましろ色が色づいたのは紗凪であり、それは桜の花びらのような桜色でした。これが雪は何色?の答えだったわけです。素敵すぎて泣きます。
本編との繋がりを考えても、物語の締めとして完璧だったと思います。
★えちシーンについて★
触れるつもりはなかったのですが‥‥。
えっ?ちょっと凄くないですか?
結構ガチでした。
愛が成せる事なだけに、二人の想いが溢れすぎていてめっちゃえっちでした。
まさか紗凪が卑語連発してくるなんて予想外過ぎ。でも決して下品な印象ではないんです。愛が溢れているのが伝わるんです。えちシーン内容も濃厚でしたが、それ以上に愛が濃厚すぎて胸焼けしそうでした。
紗凪のびぃかっぷの魅力を図り違えていましたね。
あと慎吾くんの絶倫具合も予想外。お前凄いなw
完璧なベットヤクザで男らし過ぎました。
普段から温厚で、思いやりがあって気遣い上手。そして顔も恐らくイケメン。極め付けに夜の営みレベルも上々。なんかもう勝てる気がしません。スペック高すぎるやろ…。
二人の赤ちゃんはエンディング後すぐにでもできてしまうと予想します。
最後に。
期待以上の純愛物語に胸いっぱいです。
本編発売当時に紗凪√を望んでくれた方々と、実現してくれたぱれっと様に感謝を。
ありがとうございました。