もう少し追加要素があるともっとよかったのだが。古いゲームなりの魅力はやはり健在。
まず、得点を見てみると聖なるかな本体よりもSP版付属の永遠のアセリアのほうが高いみたいだが
それはない、と言いたい。あくまでオマケはおまけである。
また、PS2版の逆移植のためPS2版プレイ済なら全くやる必要は無く、アセリア初代+エクスパンションを
プレイしたのなら9割は同じのため、プレイする必要はそこまでは無いだろう。
自分の場合は初代+エクスパンションをプレイしてたので、同じことの繰り返しが多かった。
(が、4回もクリアしてしまったのはこのシリーズの中毒性が如何に高いかを示しているのか。)
永遠のアセリア初代からの追加要素の検証をすると
①史上最低の妹のレッテルの貼りなおし
いやいやいや、貼りなおしてどーすんねん!と言いたいところだが、基本的にはキモウトのグラフィックの修正+
色の塗りなおしだもんで思ったよりも変わっていない印象が・・・。最後のほうになると原画自体も幾分マシになる分、
修正後もかなりマシにはなった。と思わせておいてシナリオによってはラストバトルで佳織が召還され、そのキモさは
変わっていませんでした。(;´Д`)
②おbsn、電撃ハリセンが攻略可能
そのままエクスパンションの内容を持ってきただけなのであまり新鮮味が無かった。
③サブスピリット達のシナリオの強化
初代はほんとにサブどころか駒でしかなかったサブスプリットだが、性格も顔も個性も明確化され愛着が持てるようになった。
個人的にはヘリオンの初々しさが良すぎる。魅力的にはヒロイン(ウ○カ)を超えたかもしれない。
ただ、所詮サブであるのが悲しくて攻略は不可能。俺は君たち全員を愛してるぜ的なハーレムは無し。
所詮ユートにその甲斐性は無いか。
④戦闘バランスの変更
これ、実は逆移植版よりも初代のほうがバランスがいいと思う。全体的に難易度も上がっていてキャラの特性を熟知して
育てないと辛いというか辛すぎる。
某掲示板を読んだのだが、初回ハードモードの今日子ルートは鬼だということ。というかやりましたよ、あれは地獄。
圧倒的戦力を持った多数の軍勢が3つの町に同時に押しかける。もちろん防御スピリット1撃死です \(^o^)/オワタ
リヴァイブで復活ktkr。それでもHPが足りなくなるので訓練してHPをMAXに回復して乗り切った。
また、初代では単なるクソバニシュ技でしかなかったエーテルシンクの性能が変わり、ただでさえ強いブルースピリットが
さらに強くなってしまった。特にアセリアのエーテルシンクは技の説明はバグで初代と同じだが、性能は超クソ性能。
えっと、攻撃ターン開始に発動して相手にダメージを与えつつ、相手を行動不能にする・・・・。
これによって、あのタキオスたんが凍らされてなにも出来なくて悶絶死とか、イオの攻撃ってどんな攻撃だっけ?
とかオールラウンダーはもう何も出来ない。
逆に敵も使ってきて特に『ヘブンズ+エーテル』の組み合わせは最悪。基本的にエスペリア(緑)以外はヘブンズだけで即死。
エーテルがつくから緑も即死。もうやめて!エスペリアの防御力は0よっ!(><)
ただ、これって特定の組み合わせの問題なんで、その組み合わせが別だったり、スキルを覚えていなかったりすると
結構つんだりする。特にSSをとろうとしたらかなり苦戦するので、苦戦上等!という人向きかもしれない。
⑤ラストダンジョンの追加
エクスパンションのエクストラステージがラストダンジョンとなっているが、その中で流れたHallelujahはOPに
使われているせいか流れる事は無い。残念。
敵が全く動かないのであまり面白みが無いかもしれない。 100%技にはちょっと笑った。
細かい変更点は他にもあるが、大きな変更点はこんなもの。
聖なるかなと比べると戦闘システムの作りこみは明らかに甘く、スキル依存度が高すぎてパターンが固定されていると思う。
ただ相変わらずの主人公の苦痛や苦悩、熱い展開などは思い出しながら楽しめた。
古いゲームではあるけれど、魅力と中毒性は大きいと思う。聖なるかなでこのレベルのシナリオならば・・・と
思うと悔やまれてならない。