木村あやかたん復活には(;´Д`)ハァハァしたが、全体的にややインパクト不足かな? 『夏ノ雨』とどこか似た感じだけど、少しづつ劣っている。下手にシナリオこねくり回さずに素直にキャラクターの可愛さを表現したほうがよかったと思う。つか、あやかたんをもっと弄ってほしい。
前作のカラフルアクアリムが非常に素直(?)な作りをしていて好感を覚えていたことと、
偶然にも今まで39をとっていた木村あやかたんが復帰ということで2重に期待していましたw
あやかたんの麻薬ボイスっぷりは健在で 聞けば聞くほど溶かされていくこの独特な声はもうたまりません。久々に聞いてみて
やっぱりあやかたん好きということを再認識しました(;´Д`)ハァハァ
余談はここまでとして、全体的なゲームの感想ですが前作ほど良くは無かったかなと思います。
良いか悪いか?といえばあやかたん補正で普通くらいにはなるんですが、冷静に見ればちょいと粗が多いかもしれません。
誤字脱字もそうなんですが、気になったのが個別シーン>共通シーン>個別シーンの切り替わり。
個別シーンでヒロインと うわーはずかしー 的な展開になるんですが、その次の共通シーンで普通に話しているのは違和感を感じます。
キャラクターについて。
各ヒロインの掘り下げがイマイチな気がします。
前作はいきなり宇宙人という超展開のため、深く考えずそのまま萌えを受け入れることができたんですが、今回はファンタジー路線ではないため
そこを踏まえてのキャラクター設定が必要だったのでしょう。
例えば血の繋がっていない妹のかすが。お兄ちゃん大好きなのは全然許せますが、完璧超人である必要性を全く感じません。
むしろ前作のアリサのように『至らない点(笑)』があったほうが、キャラクターに愛着をもてます。
憧子も似た感じで『番長』と誤解されている設定があまり生きていません。 最初は怖いスケ番タイプで
『いいか! 絶対に私の部屋にはいるんじゃねえぞ!』と主人公を脅すくらいがちょうどいい。
こっそり覗いてみると『うっひゃー この少女趣味のピンク部屋すげぇ!』 ←後ろから鬼の視線
不思議系の繭も最初から能力を明かすんじゃなくってもうちょっと謎めいていたほうがよかったですね。
これらのような、ギャップとか謎とかでキャラに幅を持たせるようなイベントがもっとあったほうが良かったと思います。
カラフルアクアリムはそういったイベントが結構豊富だったかと記憶してますし。
煩い小生意気なアリサを猫化光線で従順にしてしまえ~! とかそんなイベント1つあるだけでキャラクターの印象が変わったはずです。
シナリオについて。
特に期待はしていませんでしたが下手にややこしくしすぎて宙に浮いています。
夏ノ雨と似ている感じですがヒロインやサブキャラが一生懸命応援してくれる夏ノ雨とは逆に、ヒロインが邪魔をしてくるのはいただけない。
散々邪魔された挙句に、『私が間違っていたよ』 とか言われたら一体なにがしたかったのか分かりません。
また、義妹ルートでは義妹の母親が大層悲しむわけですが、エロゲ脳の『義理の妹』=『Hしても問題なし』=『むしろ母親は喜ぶw』 という方程式を
崩してまでやることか?と思います。
私の場合は血のつながりがあるのはちょっと駄目かなと思いますが、全く血の繋がりが無いのに散々釘を刺されて、それは母親が孤立するのが嫌だという理由。
前提から何か間違っている気がするのにそれで周りを巻き込んでゴタゴタするのはどうかと。
生徒会長立候補やいじめ、帰郷などのイベントも無理矢理幅を持たせた感じがします。
というか高校生(18歳以上w)にもなって、女子が男子に単独で物理的いじめを仕掛けることはあまり無い気がしますが。
しかも元スポーツマンで密かに人気がある男子なら特に。こんなことをしたら逆に女子一同からいじめを受けますしね。(ヤンデレなら可)
こういった細かい違和感がかなり減点対象ですね。
まとめ。
キャラクターやシナリオに対する違和感はおそらく前作とは違うものを作ろうとした結果だと想像できます。
それが良い方向へ行って貰えれば満足だったんですが、キャラクターが減ったうえに違う方向を向いてしまったため残念。
生意気で我侭な妹分と報われない幼馴染がユーフォニーの伝統とするならば、あやかたんを弄り殺す、反撃ボイスで殺されるくらいの気概がほしかった。
良いものを持っているのは確かなので3球目はしっかりと狙って投げてほしい。