パッケージ等の謳い文句には『ちょっぴりMなAVG』と書かれているが、大嘘。『超どっぷりMなAVG』に修正するべきだ。そして合ってしまったら最後w絶対M感万歳w~
ちょっぴりMなAVGと聞いたら、大抵は童顔系のいかにも気弱な男子が大勢の女の子に囲まれて
女の子:『お○ん○んかわいー』『ほらほら、遠慮しないで弄ってあげるわよ』
男の子:『弄っちゃだめえ! 僕のオ○ン○ン いじめないでぇ ダメ!いっちゃう!』
もちろん男の子は半泣きで、女の子は悦に浸ったような顔で弄り続ける。ヒロインはツンツン系で普段は苛めてくるが
単なる照れ隠しと愛情表現が少しゆがんでいるだけで、お互いそれを受け入れてイチャラブしていく。
これってやっぱりちょっぴりMなAVGだよね。
でも本作品をこんな甘い物だと思っていたら痛い目にあう。
女生徒:『童貞、包茎、短小だっさーい』『こんな奴放っておいて、帰ろっか。』 (女生徒帰宅)
男 :『行っちゃだめえ! 僕を放置しないでぇ! ダメ!惨め過ぎて、イっちゃう!』
男 :『放置されちゃった。次の朝までこのままで別の人に見つかること想像したら、もうイっちゃうー!』
こんな感じ。 S行為で感じてしまって、それを情けないと思うとまた感じてしまう。まさしくMの無限スパイラルで
終着点であろう『Mの永久機関』に相応しい。 『絶対M感』とは良く言ったものだ。
ただの絶対Mなら教師としてどうよ? で済むのだが、それに童貞・包茎・短小というオプション属性が付いてしまっているため
男として、雄としての威厳もない。オマケに女子生徒の更衣を偶然覗いてしまったことで、裏庭でひん剥かれ、
陰毛を剃られて、子供ブリーフを履く事を強制され、毎日実践するハメになる。
ここまで話を聞いて、絶対無理!と感じる方々もいると思う。正直、Mプレイ全然Okな自分もこれはちょっとダメかも
と思っていた。いい大人がマセガキ、しかも生徒に好き勝手にされ人間として男としてなじられ、貶され続けれてしまう。
しかし、少し違っていたのは主人公の性格だろう。どれだけ貶されてもどれだけ放置されてもいつでも前向きなのだ。
いつかお互いが分かり合えるのもだと本気で信じており、生徒に対して恨まない、自分に対して諦めない。
Mをただ受け入れるのではなく駄目なものと理解しつつ、生徒を大切にしていく。(それでも虐められ続けるが)
苛められてジメジメ悩んでいようなら情けなさと怒りがこみ上げてくるのだが、主人公には実はほとんど効いていない。
その前向きな姿勢は少しづつ、生徒とプレイヤーに受けいられて行く。
教師として、男としては駄目駄目だが、人間としては悪くないんじゃないかなと。
プレイヤーは徐々に気付き始める。
『最強のMって何をやっても効かないから実は最強のSだよね?』
そんなふうに思い始めた矢先、神懸かったタイミングでスケバン女子 如月 実玖 様 が登場する。
生徒達を人質に取り、生徒を開放する変わりに主人公を攻撃してくる実玖様だが、実は狼の皮を被った哀れな生贄だ。
主人公について何も知らない、男など恥をかかせれば情けなく退散すると決め付けており、Sっ気たっぷりで負けず嫌い。
最初はM感発動を我慢していたが、生徒からの応援(罵声)もあり、ついにM感発動。実玖様が罵声・罵倒・侮辱をすれば
するほどチ○コは上を向き、それならチ○コを苛めたおしてやろうと、Mスパイラルに。彼女は深みに嵌っていくばかり。
そう、これは主人公が受け手から攻め手に変わる儀式なのだ。
今まで苛められてきた鬱憤を晴らすかのように、圧倒的なMパワーで実玖様に逆襲をする。
いつの間にか、Mなゲームから実はSなゲームに変わっているのだ。一度裏返ってしまえばあとはそのまま一直線。
どんなにSな仕打ちを受けてもプレイヤーにとっては全く苦痛ではなくなる。Mパワー万歳!
これをきっかけに生徒達にも信頼や愛が芽生え、Sを満たしつつ、Mを満たしつつ、エロエロな生活を送っていく。
その後はいちゃいちゃしたり、超展開が待っていたり、しんみりする展開があったりと中々面白かった。
まあ、評価はぶっちゃけ難しいゲームかもしれない。ある程度M耐性があって、苛めるのも大好きだぜーとそんな人(どんな人だ?)
教え子3人組やスケバンなどキャラクターも結構魅力的だし、序盤のMを耐えれるなら良作かもしれない。
癖が強すぎるが、その分合ってしまったらかなりのハマり度合いになるかも。
エロについてはマンネリかぐやとは全然違ってエロエロなんで問題なし。