ここまで先が気になって仕方が無かったゲームは初めてだった。自分でも驚くほどのハマリっぷり。
色々と御都合主義的な部分はあるが、全体としてここまで輝いて見えたゲームは本当に久しぶり。
しかし劇中でもあるが、今回の話はホントに井戸の出口寸前で落とされた様な心地だ。
その前にいい所まで登れて(魅音に人形を渡せたり、レナの家庭問題が解決してたり、詩音と沙都子が本当の姉妹の様に仲が良かったりと今までに無い良好状態)、
途中で一度突き落とされて(鉄平の帰還、沙都子の監禁)となってた訳だが。
皆殺しというタイトル故か、梨花の様にこの時点でもう駄目臭いと思っていた。
綿流し祭前日に沙都子が鉄平に蹴られまくり始めたのを見て、ここで沙都子が殺されて~などという流れか、とまで。
しかしそれは打開された。村人との確執も崩れるという最高の状態で綿流し祭に至るという、井戸の出口まですぐそこという状態まで来ていたのに……。
祭りの後はずるずるとえらい勢いで落とされていった。
東京…山狗…終末作戦…オヤシロ様の祟り。
そんなんアリかよ…。
ラストはこちらまで悔しくなった。
全員が鷹野に殺されるあのシーン。せめてレナだけは精神的に負けてなかったと思いたい。じゃないと雛見沢自体が鷹野の掌で踊らされてただけって感じであんまりだ。
まあ確かに回答ではあったけど。
鬼隠し編の圭一は初めから雛見沢症候群が発病していたとか、「ごめんなさい」は羽入の声だったとか、白いワゴンや圭一をとっ捕まえたのは山狗だったとか。そもそも鬼隠しが山狗絡みだったってのも。
綿流しの祭具殿での子供が飛び跳ねる様な音も羽入だったんだな。それぐらいしか意思の伝達手段がないとはキツイことだ。つーか全部鷹野のせいか…。
暇潰し編の誘拐事件も山狗の仕業だったとか。しかしそうなると園崎のハッタリも大したもんだ。
暇潰しと言えば赤坂は何しに出て来たのやら。肝心な時にいなくて使えないのです(苦笑)。
振り返って見ると、回答に関して理解は出来たつもりだが納得はいかない。
是非とも次は、最後こそは拍手を送りたく成る様な幸せな結末であって欲しい。
羽入にもそう願って欲しいものだ。
ただ、羽入=プレイヤーと見るなら全員が信じなかったから奇跡が起こらなかった、という事は無い筈。
もし読んでくれた人がいるなら、さぞかし読み辛かっただろう。ごめんなさい。
まあ批評というより感想なので、思ったことを思った様に書いたまで。
ここはゲームで感じた感動の発散場所でもあると思ってるので。