ルートによりけりだったが、総合的に見たらかなりの良作。この年のダークホースと言える作品。
かなり面白かったと思う。ただ欠点もなくはない。個人的に面白いと思ったのは琥珀ルートとクレアルート。両方とも双六の要素をしっかり活かせていて、面白かったし敵味方共に戦略も目を見張るものが多かった。敵キャラクターもカッコよく終盤まで展開が読めずハラハラしながら読めたのでここは100点をあげたい。みさきルートはすごく好きというほどでは無かったが、バトルメインのシナリオで4人が仲良くする素晴らしいルートなので始めのルートとしては良かったと思う。
ダメだったのはとにかく主人公。人を信じる設定というせいなのか、やたらとアホでヒロインの足を引っ張ってる印象。クレアルートでの主人公はあまりにも無能過ぎて呆れた。ラストシナリオでラスボスが主人公の能力が欲しくて〜みたいな件があった訳だが、そんなにこの力強いのか?と疑問視してしまうところがあるし何ともなぁと言った感じ。ラストルートはこの件に加えて、サブキャラがあっけなく主人公達に説得されてしまうのもあって微妙だったなぁ。特にデブに女の子取られたのだけは許せない。
まあ前半の共通+みさきルートが80点、琥珀+クレアルートが100点、trueが70点、総合88点(謎計算)ということにしておきましょう。