声が付いただけでも評価↑
PC版と違って声が追加された事が最大のポイント。エロを選ぶか声を選ぶかで私は声を選びました。
声については、個人的に一番お気に入りの花梨があまりにも声とキャラがハマり過ぎて悶絶してしまった。数少ない「このキャラ反則」と思わせてくれた程にお気に入りに。
声以外にもCGの追加がありますが原画家が違うせいで違和感はあります。が、ギリギリ許容範囲。頑張って似せてあります。
しかしシナリオに関してはかなり異質。世間的にはメイドの雪さんがやたらともてはやされているが個人的にはアウト。雪さんが、というより主人公がドヘタレ過ぎて話しにならない。
ぶっちゃけ主人公が自分の足で、前向きに、例え躓いて転んでも、未来に向かって歩んでいるのが花梨シナリオだけだった。
その他のルートは、他人に甘えまくり、現状から足踏みor立ち止まり、過去の自分を見て見ぬ振り、年下相手にお兄さんぶる、という極めてネガティブ要素が満載な作り。現実逃避から始まる個別ルートは心の成長が無いように思えて仕方が無い。(言いすぎか?)
そんな自分の殻に閉じこもってウジウジしている奴が雪さんにベタベタと甘え、自分の行いを正当化しようと言い訳しているサマは滑稽で、見ていて情けなくなってしまった。そしてそんなヘタレを甘やかす雪さんも雪さんなわけで・・・だからだろうか?花梨シナリオが神に思えたのは。
また、「みずかべ」と呼ばれる追加シナリオも水月という作品を自ら貶めているとしか思えないくらい酷い。今までのシナリオを根本から否定しているとも考える事が出来る。それぐらい毛色が違う。
ぶっちゃけこの高得点は花梨ルートがほぼ全点数と言っても過言では無い。逆に言えば花梨がいなきゃこのゲームは地雷だったと思う。