ヒロインのキャラ立ては上手いものの、主人公はやや空回り気味で、最終ルートに位置付けられそうなルートも弱かった。ヒロインは良いのでキャラゲー好きなら楽しめると思う。
タマユラミライに引き続きライター買いしてみた。
やはりキャラ立ては上手く、ヒロインみんなかわいい。
ナオミさんなんかはベタなキャラになりそうだけど織姫様とからませることでしっかりキャラを立てている。
ただ主人公とかは割を食ってると思う。
主人公はベルナデッド様を一途に想う一本気さを見せつつも行動が結局ベル様に迷惑をかけてしまうパターンが多かった。
主人公がやらかしちゃったけどベル様の機転で助かった!ベル様賢い!
という演出はヒロインを立てるという意味では正しいけど主人公の立場がない。
この手のお話ってヒロインが可愛く描けてりゃいいように見えるけど
実際は主人公がしっかりしてないとイマイチになってしまうので
もうちょっと主人公の行動にも配慮してほしかった。
以下、各ルートについて攻略順に。
・ベルナデッド
「ガラス姫と鏡の従者」らしいお話を一番バランスよく描けてる√で
最初にやったルートだけど終わってみれば一番良かった。
貴族階級らしい権謀術数っぽいものもほどほどに。まあこんなもんでしょう。
主人公も終盤でちょうどいい敵キャラが出てきてくれたおかげで面目を保てたと思う。
・アンナ
ロイヤルサーヴァントの試験をベル√よりも丁寧に描いた結果
√自体は薄味になってしまったように感じた。
・織姫様
話としてはベル√IFという位置づけ。
もしもベルが織姫様の協力を得られなかったら、という話なんだけど、
本筋はベル√で描かれるためこちらでは断片的にしか把握できないまま花火を見ておしまいとなり、
このルートだけで見ると消化不良な感じは否めない。
ただ中盤で豹変する織姫様の破壊力はすさまじい。
シナリオは置いといて織姫様を愛でるルートとしては満足だと思う。
・ナオミ
150年前のキャッスルダイン公国を舞台にサンドリヨン学園のルーツが描かれる√。
準メインぽい位置づけのヒロインに世界の真相を仕込むとこは籐太さんらしいシナリオ構成とは思うものの、
サンドリヨン学園に大した思い入れを抱けないので、伏線回収みたいなカタルシスは得られなかった。
未来視のようなオカルト要素が急に出てくるのも困る。
その他について
・主人公
行動の配慮のなさは置いといて、セックス時の持続力はヤバかった。
抜きゲーでもないのに一晩中精液を出し続けるのは戦慄した。
さすがエロゲー主人公。
高貴なお姫様たちをちんちんでわからせるゲームのほうが輝いたんじゃないかと思う。
・OP
他の人の感想を見て思い出したんだけど確かにOPはひどかったね。刹那で忘れちゃった。