話の構造はアメグレと似通う部分もあるけど、キャラや雰囲気はより取っつきやすくなってる。総合力ならこっちのほうが好き。
キャラゲーとしてはアメグレより良かった。というか所長が良かった。
所長の存在のおかげで全編通じて楽しめた。
あとエッチ度もアメグレと比べると上がってる気がする。
Ｈシーン数をそれなりに確保しつつ話の流れが不自然にならないようにした結果だと思う。
最終章のパワーではアメグレに軍配かなとは思うけど
こっちも序盤から積み上げたミスリードが上手いので、これはこれで満足できる仕上がり。
まさか所長を想っての右手の運動がミスリードとは思いもしなかった。
各ルートについて簡単に。
・遠子
怪盗の話はそんなにひねりなし。
遠子がかわいい。
・蓮
シナリオとしては一番物足りない代わりに蓮がドエロキャラだった。
エロルートとしては良かったと思う。
・メリッサ
一番探偵ものっぽいルート。登場人物は既存キャラしかいない割に意外と推理ものとしてしっかり作ってある。
ただ、なまじ通常時を知ってるため、犯人がわかってもあまりスッキリしなかった。
この人がやらかすとはどうしても思えない。
「余」という一人称も似合わないし、あの人と組んでミステリーツアーなんか仕掛けるとも思えない。
話としてはちゃんと作ってあるけど感情がついてこなかった。
・所長
ライターさんの伏線力がいかんなく発揮される√。
全体的にミスリードのさせ方が上手い。
後藤新平暗殺未遂事件という本物の歪みを最初に見せることで
その後の司の行動を誤認させてたのも上手かった。