「姉」を強調するから近親モノかと倦厭してましたが・・・
ゲーム、および各エッチシーンの導入部分のみ弟視点で描かれるものの、エッチシーンは女性(姉)視点で描かれる。しかも、肝心のエッチシーンへの弟の関与は皆無に等しいため、ヒロインが「姉」である必要性が感じられない。
ヒロインの思考には常に弟の存在が大きく影響しているものの、近親相姦要素は少ないので、タイトルまで使って「姉」を強調するのは強引過ぎる気がする。
姉萌えという要素を期待して買うと損すると思われます。
相手の男性は人間ではなく、生霊か弟の願望の権化のような・・・一種の「お化け」。都合に応じて現れ、都合に応じて分身し、時に触手を使う、まさに陵辱という行為のためだけに存在してしまったキャラクターで正体不明。
当然ながらヒロインとの年齢差等の相関関係は終始曖昧なままとなっており、ヒロインのビジュアル以外のキャラクターに対して萌え要素を期待しない方が賢明。
剣道道場の、やや強気で少々(現実的なレベルで)真面目過ぎる長女が正体不明の相手に陵辱され、淫乱性を目覚めさせられていく過程をヒロイン視点(たまに弟視点)で描く物語・・・というのが妥当かと思われます。