ニトロプラス、渾身の一作！
ニトロプラス10周年と言う事でのこの作品。
自分はこのメーカーのゲームをファントムから始まり、発売ごとに全て入手、プレイしてきた。
20作近いだろうか。
ニトロプラスに限らず10年近くエロゲーをしていると自分の中で新鮮だったジャンルがマンネリしたり、ADVと言う物自体にどこかしら飽きも来る。
そんな中、装甲悪鬼村正をプレイ。終了。そして一言。
〝ニトロプラスのゲームで一番面白かった〟
ここへ来て。10年目のゲームにして、である。
まずは奈良原一鉄と言う名ライターの誕生を祝いたい。
過去にも刃鳴散らす、サバト鍋での１シナリオを手がけていたのだが、その時は正直ここまで面白いモノを書ける人だとは思わなかった。
語彙や表現は凄いが、作品自体が面白いかと言われれば好みではなかったのだ。
それが今回、蓋を開けてみれば話は面白いのは勿論、キャラクターは立ってるし、伏線の張り方は上手いし、燃える展開は多いし、台詞も一々格好いい。
そして何より案外、この人はギャグを書くのが上手い。
量こそ少ないがピンポイントで的確に入れてくる。
ニトロには、このライターさんを他業界等へ手放さないで欲しいと切に願う。
ゲームの感想。
これだけの大作、これだけの面白さ。
にも関わらずレビュー等あまり盛り上がっていない様に見受けられる。
エロゲとして和製ファンタジーは受けが悪そうではあるが。
なので検討中の方の購入を促したく、ネタバレ感想は避けている。
そんなこったで言うべき事はただ一つ。
面白いから買うべし。
同社比較ゲームとしてHello, world.、デモンベイン、スマガ（無印）などを好むレビュアー。