ErogameScape -エロゲー批評空間-

November13さんのENDER MAGNOLIA: Bloom in the Mistの長文感想

ユーザー
November13
ゲーム
ENDER MAGNOLIA: Bloom in the Mist
ブランド
Binary Haze Interactive
得点
95
参照数
84

一言コメント

たとえ誰かのために造られた命だとしても、あなたを守りたいと思ったこの気持ちは私のもの

**ネタバレ注意**
ゲームをクリアした人むけのレビューです。

長文感想

本作、ノーマルとハードで2週フルコンプクリア
前作『ENDER LILIES: Quietus of the Knights(switch版)』NG+クリア&収集フルコンプ
(連戦の記憶NG+はユリウス前まで踏破)したユーザーの感想

<購入を考えている方へのQ&A~>
Q.アクションゲーム初心者なんだけど、クリアできそう?
A.自分で難易度を自由に調整できるので大丈夫。
  ゲームに慣れてきたら、いつでもレストポイントで変更できるよ
  ちょっとジャンル違うけど、初代ロックマンの方が圧倒的に難しいよ

Q.switch版どう?カクつく?
A.若干ね。
  前作は完璧だったけど、本作は無限沸きのところだとちょっとだけ重くなることがあるかな

Q.前作からプレイすべき?
A.正直、なんとも言えない。
  以下を踏まえて、各々考えてみてほしい
  ●前作から始める場合の問題点として
  ①「前作の方が格段に難しい」(&難易度変更できない)
    全くの初心者だと、結構厳しい難易度かもしれない。
    でも、とっても面白いよ!
    メトロイドヴァニアが好きな人には全く問題ない
  ●マグノリアからプレイした場合の問題点として
  ① 作中で前作ファンへのファンサービスがある。
    ※マグノリアからプレイして後悔するほどではない。
  ② 快適さが本作の方がやや上 
    劇的に違うわけではないが、主人公の移動アクションが若干進化しているので
    物足りなさを感じるかも。(メトロイドのシャインスパークみたいなやつが超楽しいから)

Q.前作クリア者から見て、ザックリ感想聞かせて
A.比較するとこんな感じ。
  詳細はもっと下見てネ
   全体の面白さ:本作の方がやや下
   ボス戦の面白さ:激下がり(ハードでもぬる過ぎる)
   快適度:本作の方が上
   物語性:前作の方が上
   BGM:前作の方が上
   背景とか:本作の方が上
   雰囲気:人による(私は前作のエモイ感じが好き)
   おまけ要素:アプデに期待(NG+待ってる)

Q.えっちなシーンはありますか?
A.ライラックが脱ぎます。
  全部脱ぎます。
  パンツ丸見えです。
  ……
  嘘です。
  んなもん、あるわけねぇだろぉおおおおおおおおおおお!?
  リリアのおっぱいを妄想するか、ノラの太もも(ボツ案5&6)でも
  凝視して我慢してください。


<プレイ中&クリアした方へのQ&A~>
Q.何時間ぐらいかかる?
A.多分、クリアするだけなら、1周あたり26~35時間ぐらいじゃないかなぁ。
  魔導管コンプとかレリックALL強化まで考えると50時間ぐらいかかるかも。
  参考に
  初週ノーマルBエンド到達&マップ踏破:27時間49分 LV70 死亡回数23~26ぐらい
  その後、フラグメント全開放、魔導管全入手、レリック全強化 LV90で52時間弱
  2週目ハードBエンド到達&マップ踏破:18時間12分 LV68 死亡回数5(ヴェルグリント×3、雑魚×2)
  トータル死亡回数は、前作のイレイェン戦単独で死んだ回数を下回っている(笑)
  ちなみにオール2倍、雑魚不殺縛りで現在プレイ中。
  最後までやるかは未定。(ヨルヴァン戦で既に12殺されました)

Q.稼ぎ場を教えて
A.経験値はどこがいいかわかんねー。多分一番上がりにくい。
  それ以外は以下の通り
  ●マテリアル
   首のない金像+を装備して、生体研究所のファストトラベルから
   隣(左)のマップの左下ネズミボックスで無限回集。
   ローナの波紋の柱設置+ヨルヴァンのドリルショット(要連射ボタンor固定)で一晩放置
  ●ジャンク
   ホムンクルスの瞳+を装備して、天傘の塔内部をぐるぐる周回。
   レストポイントの右下からぐるーっと行く感じ。結構かかる
  ●フラグメント
   ラスボスがクっソ弱いので、フラグメントボーナスを2.5倍にしてひたすら周回。
   これが一番楽かつ圧倒的早い。
   奥義を温存して一撃技に合わせると事故が無くなる。
   ムービーはスキップできる。

Q.戦い方のコツを教えて(ハードまで)
A.自分で攻略法を探すのが楽しい作品なので、どうしても詰まった時にだけ。
  (オール2倍はリト&ヨルヴァンとラスボスしか倒していないので、未だアドバイスできません)
  一つ目
  ★ヨルヴァンのバラージショットを押し続ける癖をつけよう!★
  このスキルはぶっちゃけ、奥義含めて頭のおかしいぶっ壊れスキルだと思っています。
  デクランの指輪を始め、様々なレリックの恩恵を受けまくるヤバいスキルです。
  打ち続けることでSPをあっという間に回収するのもイカレています。
  二つ目
  ★シールド(パリィ)のタイミングを見極めよう★
  本作は引き付け目視型のパリィです。
  前作や他のメトロイドヴァニア作品(ジャスガ型)と若干タイミングが異なるので注意しましょう。
  慣れればすごく簡単。
  ヴェルグリンド以外は何となくで防げます。
  敵によってこれ無理だなーと思ったら、必殺をぶっ放して無敵時間で回避するというのもアリです。

  ◇マゾ向け(?)オール2倍
  知識として、前作も本作も「レベルでは微々たる攻撃力しか上昇しない」ので、
  ボス戦で低レベルであることには、実はあまり意味がない。
  敵がそんなに固くないからね。(※極限低レベルは例外)
  逆に最大HPが伸びる「お守りのかけら」の有無の方が、難易度に直結する。
  道中の雑魚にワンパンされる率が減るからね。
  (流石にそれは縛りたくないw)
  低レベルクリアとして更に難易度を上げたいのなら、敵と戦わないことが前提の道中を
  ハードにする意味は皆無なので、最初から2倍にする(一撃死が増える)ことをお勧めする。
  道中をハードで攻略しボスだけ2倍にするプレイスタイルだと、
  近場にレストポイントの無い中ボスがハード仕様になって、クソ雑魚になるからである。
  これでは何の誉れにもならない。
  ◆ヨルヴァン戦(敵能力オール2倍&装備&レリック無し&極限低レベルLV2 12敗)
   (リトは弱いので省略)
   全て2倍でも一撃死技が無い(連続弾が全部当たればさすがに溶けるがw)易しいボス。
   ……と見せかけて第2形態がある。
   基本的にはずっとヨルヴァンをストーカーし続けてノラで切りつづけるだけ。
   レリックはこの時点では空撃+10%だけ入手できるが、誤差の範囲なので外した。
   (今後レリックを縛るかはわからんw)
   銃弾はヨルヴァンに対して正面から通り抜けるように躱すのが正解。
   背を向けると事故率が上がる。
   無傷が理想だが、第2形態のカラドリウスに即死攻撃があるため、
   極論、第一形態で祈りを使い切ってもOK。(そんな腕では第2形態は倒せないがw)
   カラドリウスは主な攻撃技が3つとシンプルなつくりだが、
   全部2倍だと変なタイミングで飛び跳ねて来るので注意がいる。
   絶対に受けてはいけないのが、紫ジャンプ攻撃+衝撃。
   何故なら即死するから。
   腕の振り回しは8割ダメージなので耐えられるが、
   回復が追い付かないので食らえば祈りを2つ支払うことになる。
   球体は前進で回避する。(敵に背を見せない)被弾してもカスダメ(でも4割)。
   コツとしては「密着しないこと」「ノラで3連撃しない」「回復より回避を意識する」こと。
   回避を見越して2撃で我慢する意識が無いと、不慮の暴れで死ぬ。
   当然負けると長々と第一形態からやり直しになるので、集中力が大幅に削られる。
   3回ぐらいでいけるかと思ったが、まさかの12回も死んだwので
   私はやっぱりゲームが下手糞なのかもしれない。
   ちなみに、討伐してもレベルはギリ上昇しなかった。
   つまり、この縛りで行くと「鎖の獣さんとレベル2で対峙する」訳だな。
   うむ。(グラムくんに獣さんのパリィを当てたいので、鎖の塔から行きたい)
   ……と思ったけど道中に中ボスいるからレベル確実に上がるな。
   あと、その後の話でハティの助走に必要な場所は、
   雑魚倒さないと無理じゃね?って風呂入りながら気づいた。(不殺は無理っぽい)
  ◆古びた上層警備兵(中ボス)(敵能力オール2倍装備&レリック無し&極限低レベルLV2 1敗)
   振りおろしが即死、他が「2撃確殺」になる。
   墓守の巨人のグラムの完全劣化のような敵。
   ショックウェーブを前進回避してノラの攻撃に移行するのが攻略法となる。
   舐めプして1敗したが、敵本体に当たり判定が無いので楽勝。弱すぎる。
   ここでLV2→LV3に上昇。未知の変換機入手。ブレイカー解禁。
  ◆塔の処刑者(中ボス)(敵能力オール2倍装備&レリック無し&極限低レベルLV3 4敗)
   ボス部屋前の道中の雑魚に、ダメージを受けると討伐は難しい。
   鉄球回転マンは整ってしまうとこちらが即死してしまうので、初動の段階で駆け抜ける。
   右迂回の場合、2段目の雑魚の鎖鎌?の初速がユリウス並みなので注意する。
   ……
   ノラの装備をブレイカーに変更。
   火を放出する武器の回転軸に触れると即死する。
   近接は9割持っていかれるので要注意。
   接近されるとジリ貧になるので、離隔を取りながらヨルヴァン&リト主体で戦う。
   通り抜けをすると設置された炎で炎焼するので、移動は必ずジャンプで行う。
   ヨルヴァンは基本撃ちっぱなし、
   リトはリキャストしたら即ぶっ放すぐらいの感覚で戦い、
   相手のダウンと同時にブレイカーによる3連撃を叩き込む。
   ダウン値に意識を配れるのなら、ブレイカーで強襲してもいい。
   LVは上昇無し(LV3)。実験用増幅器入手。
  ◆鎖の獣(敵能力オール2倍装備&レリック無し&極限低レベルLV3 38敗)
   全ての攻撃が即死攻撃になります。
   つまり「クリア=ノーダメージ討伐」です。
   一撃たりとも被弾は許されません。
   つ、強すぎる……
   とはいえ……
   いくら何でも死にすぎだろ(笑)
   (カブトムシで2回ミリデス有、く、くっそー!!)
   許してくださいw
   何でもはしませんw
   ……
   実験用増幅器でフリーズフィストを解放&セット。
   たまーに凍るけど、恩恵はそんなにないかも。
   リキャストがナックルより早いのが最大の利点か。
   ヨルヴァン砲台は固定で、リトはリキャストしたらぶっ放す。
   攻撃の起点は紫攻撃に前進回避+ブレイカー&リトを叩き込むところから。
   オール2倍で一番つらかったのはHP2倍。
   流石にこちらの火力が足りない。
   兎に角HPが削れないので、強引にでもブレイカーを捻じ込むプレイを強いられた。
   欲張って死亡回数がかさんだが、悪くない立ち回りは出来ていた。
   仮にHPが通常通りだったのなら、3分の1以下の死亡回数で討伐できていたと思う。
   第1フェーズは特記無し。こんなところでやられている場合ではない。
   第2フェーズはライラックを見ずに獣さんに集中。
   感覚で躱し続けると、カブトムシか不意の紫斬撃で死ぬ。
   第3フェーズは下から生えてくる鎖(ワルクのアークドライブっぽいの)の躱し方がわからず、
   お祈りゲーで済ませようとしたが、同バトル中に6回近くも回避するのは不可能だと悟った為、
   検証を行った。
   結論としては、1本目?2本目の鎖が出たら前進回避して、
   獣さんに密着ブレイカーを叩き込むのが一番楽ができる方法だった。
   (もっと良い回避や見極め方があるかもしれない)
   出す前に近づくと即死するので、距離感が大事だった。
   例外として、ダウン直前の場合のみ、鎖の発動前にブレイカーで獣さんを叩き落とせる。
   討伐後LV3→LV4に上昇。
   ワンパン負けは許容できるけど、火力不足でジリ貧になるのは嫌だなと感じてきた。
   狂狼ヴェオルさんのカチカチ具合で、装備かレリックのどちらかは解禁したいかも。
  ◆狂狼ヴェオル(敵能力オール2倍装備&レリック無し&極限低レベルLV4 24敗)
   ボスまでたどり着くのが大変だった(笑)
   雑魚の即死攻撃が増えてきた。
   アイテムの取り逃しは多分ある。
   道中レリックと装備を拾ったが、当たり前のように全裸で応戦した。
   ……
   噛みつき9.9割ダメ、カチアゲ&飛びつき即死、上設置雷ギリ2耐え、下雷柱確2
   (第3フェーズだと確3?)、溜め突進即死
   鎖の獣さんよりは若干柔らかい(誤差の範囲)
   第1フェーズは狼さんの攻撃のタイミングで背面回避→即前進ブレイカー3連撃。
   ヨルヴァン砲台は固定で、リトはリキャストしたらぶっ放す。
   第2フェーズは、可能な限り設置雷の外に待機する。
   背面回避が基本だが、挟まれた場合は離隔によっては正面回避に転じる。
   ただしカチアゲだけは、範囲が広く正面抜けで事故が多発するので、
   最悪雷のダメージを受けてでも背面回避に徹した方が良い。
   第3フェーズはお祈りの域(笑)
   下設置の雷は第2フェーズより数が増えた分、威力が低下したような気がする。
   突進はタイミングを覚えて正面抜けするしかない。
   正直ブレイカーのスタンが偶然嵌まってくれたおかげで勝てたようなものなので、
   +10死ぐらいが私の実力的に正しい死亡回数なのではないかと思う。
   前半戦でミリ耐えの噛みつきを食らってしまうと、第3フェーズに回す祈りが足りなくなるので
   リトライした方が良い。(第2フェーズ雷回復に1個使うぐらいが限界)
   しかしよく勝ったな…… すげぇ面白かった。  
   討伐後LV4→LV5に上昇。
   ハティの疾走が解禁されたので、雑魚不殺もそろそろ終わりそう。
   (討伐したザコは今後カウントしていきます) 
   そういえば、1周目も2週目も今回も鎖の獣さん使わなかったな。
   まぁ、グラム戦で大活躍するからいいか。 

◆雑感
1.戦闘面
 全体的な難易度は、マグノリアハードでリリーズの1周目より下。
 特に下層はボス含め弱すぎて、全部1.5倍以上に調整してもいいぐらいの不安感があった。
 恐らくだが、全くこの手のジャンルに手を出したことのないユーザーのために、
 易しめに調整したのだと思う。
 兎に角、味方の武器が強すぎる。
 ノラさんの使いやすさも、前作の黒衣の騎士とは何だったのかと言わんばかりの強さだった。
 中層以降はやや難易度が上がるのだが、初見殺しこそあるもののリトライ性は低く、
 遊びやすい反面、難易度はハードでも最後までぬるい印象が拭えなかった。
 公式アプデのNG+に期待したい。
 (ぶっちゃけ直後にプレイした『Momodora: 月影のエンドロール』の
  ノーマル裏ボス「イサドラ」が強すぎて、マグノリアの全てのボスが霞んでしまったw)

 ●超脱線! vsーイサドラ・ドラリーナー(難易度ノーマル攻略)
 「初見撃破は100%エアプ」と断言できる『Momodora: 月影のエンドロール』最強のボス。
 何故なら最初のお札攻撃は知らないと、絶対に躱せないからです。
 (ローリング回避不可、ジャンプのみだが飛んできてからでは物理的に間に合わない)
 予備動作の段階で備えていないと絶対に躱せない。(大事だから2回言う)
 ちなみに、彼女の攻撃は第2フェーズの追尾弾以外は「2撃確殺」。
 こちらの最終奥義「月光同調」は強力なバフだが、動きの精密性が格段に落ちるので
 使わない方が個人的には安定した。
 兎に角リトライして、相手の行動を覚えることから彼女の攻略は始まる。
 コツとしては、
 ① 次元斬回避のあとに「3回攻撃しない」こと。
  『Momodora: 月影のエンドロール』の特性だが、「回避より攻撃ボタンの方が優先度が高い」ので、
  エンダーマグノリアと異なり回避が割り込めない(=回避したいときは攻撃を押してはダメ)
  2撃+即後ろにローリング、この動きを忘れない
 ② ①にも関連するが、「攻撃より回避」に集中すること
  接近よりリスクの少ない弓攻撃を個人的には推したい。
 ③ 第2フェーズ、7号の居合モドキは反対側に超ローリング
  追尾弾は前半が「正面ローリング」後半は「背面ローリング連打」で回避できる。
  ローリング時間が伸びる紋章:山猫を装備していなかった(←バカ)ので、
  装備していたらもう少し余裕をもって躱せるかもしれない。
 倒すと「月光同調」の継続時間がバカ程伸びるIDブローチを入手できる。



2.マップについて
 全踏破済。(青色)
 結構迷路が多い。
 前作の双子城砦がBGM含めあまりにも芸術的過ぎたので、本作はちょっと物足りない感がある。
 ただし、横移動や縦移動の楽しさは前作にはない非常に面白いギミックだった。
 (スーパーメトロイドのシャインスパークみたいなやつ)
 実はボスと戦っている時間より、根源の地右側の原初コアの獲得の方がはるかに手間取った。
 試行錯誤含めて1時間以上は掛かった気がする。
 レストポイントの左上、壁付のギリギリ下から(割れ目より下に手をかけないと失敗する)
 横ブースト(3つ目の柱激突)→即ジャンプ→剣×3→レイボルグ→ZL(ダッシュ)
 →剣3→雪の型張り付きで何とか獲得した。
 多分正攻法は、斧の切り上げで柱の向こう側に張り付いて横ブーストの流れだと思う。
 どちらにせよ難易度は高い。
 快適さでは操作性&視認性が向上し、マップの完成度については前作よりやや劣る印象がある。
 差し引き±0といった感じ。

3.BGMについて
前作より明らかに印象が薄い。
2作目だからしょうがない面もあるが、前作は初ボスのシーグリッドが登場した時点で
心をわしづかみにされたのに対し、本作には最後までそのような興奮が無かった。
はっきり言うが、ボス戦及びマップのBGMの両面で、偉大な前作を超えることはできなかった。
双子城砦、対ヘニール、根源の地、これらの印象に比肩するものは一切存在しない。
とはいっても、他の一般ゲームと比較したら勝負にならないぐらい
舞台の雰囲気にマッチしており高品質だったことは確かだ。
浮いているBGMもなく、手堅いつくりとなっている。

4.ストーリー面
前作より希望的なENDだった。
というより『エンダーリリーズ』はスタートが世紀末すぎただけだが。
余韻は前作の勝ち。ハッピーエンドが好きな人は今作の勝ちだと思う。
仲間になったホムンクルス達が、結構饒舌なのがとても良かった。
考察できる要素が減ってしまったのは残念。
ヨーランはもう少し丁寧に引っ張って欲しかった。
ちなみに一番好きなシーンは、闘技塔のアイツらが駆けつけてくれたところ。
なんか熱かった(笑)

5.ビジュアル
あえて言うなら本作の勝ち。
鎖の獣さんがめっちゃ恰好良いのと、背景がとにかく綺麗。
まぁどっちも100点なんだけど。
細かいことだと、技のエフェクトが非常に見やすいのが物凄く好印象だった。
被弾したら素直に自分のせいだってわかるからね。

6.操作性
最の高。
これ以上は望まない。
デメリットの無いシャインスパークマジで面白いw
他のメトロイドヴァニアにも実装して欲しい。

総評:神ゲー一歩手前
   前作より明確に劣る部分はあるものの、快適さは一歩上を行く。
   NG+とボスとの再戦機能が実装されれば、前作同様神ゲー(100点)と判定しよう。

追記)
NG+が実装されたのだが……
やっぱりボスが弱すぎる……
微妙に行動が増えているが、全然強くなった気がしねーぞ!!
むしろこちら側がレリックと装備が充実している分、明らかに弱体化しているボスが多い。
リュサイもぶっちゃけ固くなっただけじゃねぇか……
レイボルグもグラムも1分掛からないし……
前作とは大違い。
正直言って期待の斜め下。
ヌルゲーです。
やっぱり縛りプレイしよう。

ただし、例外的にヴェルグリンドだけは異常に強い。
コイツ>>>超えられない壁>>>その他のボスぐらいに感じる。
2撃確殺(高難易度だと即死)の大剣の対応が非常に難しい。(1種類は通り抜けでダメージを受ける)
こいつだけ回避の判定が辛いんだよなw
NG+だとクソ暴れるので、中々攻撃に移行できない。(集中力を削られる)
唯一楽しめるのボスなので、暫くサンドバックになってもらおうか。