「店員さぁぁぁぁん!!砂肝2本下さぁぁぁぁい!!」
※個人の感想です。気分次第で消します。
体験版で面白さを感じたのであれば、本編も十分楽しめる内容だと思います。
絵柄の変更は好みの差は出そうですが、完成度でいえば
『Sugar*Style』の頃より遥かに安定感があり、私はこちらの方が好みです。
オススメ攻略順
えいみ→千津→コレット→多恵子
●えいみ√
キャラの魅力:★★★★★
脚本の面白さ:★★☆☆☆
「あの、誰も性癖は聞いてないの。真面目に答えてくれる?」
学生ヒロイン、テンプレ風味のカースト上位系女子。
SMEE色も常備しており、要所のツッコミのキレが良いです。
主人公と交際後はまさかの肉食系(?)に変貌。
勢いと声優の技量に頼りきる作風ではなく、
文章で恋愛を完結させる意識が強く表現されており、素直に好感が持てました。
(コメディと恋愛をごっちゃにしないように配慮されている)
最初にプレイした時、えいみと多恵子の声優さん配役逆じゃねぇの?
……とか思ったのは内緒です(笑)
ちなみに一番エッチ度が高い。
●千津√
キャラの魅力:★★★☆☆
脚本の面白さ:★☆☆☆☆
年下爆乳学生ヒロイン。
よわよわ系に見せかけた誘い受け肉食系(?)女子。
声優さんの活舌が非常によく、コメディタッチな場面での早口台詞回しが印象的でした。
家庭教師と生徒という関係性の他、ヒロイン自体が魅力的で強い個性を感じました。
反面、「高校生と社会人主人公の恋愛関係を容認するヒロインの両親」が
あまりに現実離れし過ぎており(=脚本的な都合が良すぎる)、
主人公と千津の葛藤そのものが少々茶番じみて映ってしまったのは残念でした。
(主人公が社会人なのに、子供と子供の恋愛を見させられている様に感じた)
あと本編に関係ないけど、ヒロイン母の結月さんにムラムラしてF12連打したのに、
初回特典の裸パッチが適用されてなかったのは許さんぞ!!(笑)
●コレット√
キャラの魅力:★★★★★
脚本の面白さ:★★★★☆
「ロリコンの血が騒ぐぜッ……!!」
小悪魔系年下ヒロイン。
『HaremKingdom -ハーレムキングダム-』のシャルの現代版のような女の子。
笑いと恋愛のバランスが最後まで良く、進展パートから恋愛パートに進むと
コメディ部分が簡素化されてしまった前2√と比較して、明確に文章が巧いと感じました。(エロ除く)
(SMEE色という意味合いでは一番完成度が高いルート)
また、コレット役の御苑生メイさんの演技力が最後まで高い水準で安定しており、
テキストの良さと相まってしっかり笑いを取ってくれたのも好印象でした。
過去作『ピュア×コネクト』の舞台「ラ・ピヴォワーヌ」が2回目のデートで登場するなど、
ファンサービスを絡めた物語の魅せ方も上手でした。
●多恵子√
キャラの魅力:★★★★★★
脚本の面白さ:★★★★★★
年上美人系ヒロイン。
『HaremKingdom -ハーレムキングダム-』の頃より、北大路さんが格段に巧くなっていたのが好印象でした。
脚本・テキスト・笑いの3拍子が綺麗に整ったルート。
過去作は『ハジラブ』を除き全てクリアしていますが、今までで一番良かったんじゃないかと感じました。
主人公の所々ストーカーっぽい描写はおいておくとして(笑)、とにかく進捗が丁寧。
相手も満更じゃないんじゃないか?とヒロインの感情を意識しながら、
主人公が好きになった女を一直線に追いかけていくこのルートは、
「ヒロインを攻略する」という恋愛ADVの楽しみ方を明確に体現しています。
他のヒロインと大きく異なるのは、
「多恵子という鉄壁ガードを持つヒロインは、主人公程のパワーが無ければ絶対に攻略不可能だ」という点。
=タイミングだけではどうしようもないということ。
最初から結婚を意識した構成になっていたのも、学園作品ではまず味わえない大きな特長でした。
【BGM】
全31曲。(OP&END含む)
個人的にはEDの「Hello,SkyHigh」が非常に良い当たり曲でした。
ただしFullじゃなかったので▲1です。
【CG】
各ヒロイン20枚=計80枚(差分含まず)
褒められる枚数かと。
【物語・構成力】
あまりの退屈さに体験版で見限ってしまった『ハジラブ -Making*Lovers-』とは異なり、
過去作の読者を楽しませる文章が戻ってきた印象があります。
目で見て面白い文章は、声優さんが声を重ねることで一層楽しく感じられるようになりますね。
以下、気になった点など
◇えいみ√
共通部分前半でカナコ、大輔、えいみの3人が登校の誘いで主人公宅へやってくるシーンがありましたが、
以降の場面(犬の散歩時えいみと出会い会話する場面)で
えいみが主人公宅の場所を知らないのは整合性の破綻かと思われます。
◇千津√
登場初期の料理下手描写(黒焦げクッキー)がえいみの特徴と被ります。
えいみ√とは異なり、こちらは後のストーリー上でも特に機能している様子はなかったので
不要だったのかなと感じました。
◇コレット√
えいみと比較すると、後半の一枚絵の完成度が若干劣って見えます。
回想シーンのテキストは他ルートより低調です。
◇多恵子√
コレットの気になった点と同じです。
回想シーンの雰囲気づくりが良かったのに、テキストはいまいちw
◇全体
コンセプトの3度のモテ期という設定があまり巧く機能していないような気がします。
というのも、各ヒロインとの交流関係が完全に独立しており、
ヒロイン同士の横のつながりや将来的に主人公と再会する場面も無いため、
そもそも主人公に連続性を持たせる意味がない=単一の主人公で物語を展開する必要性がないと感じました。
少し意地悪な解釈をすると、それぞれの脚本でバラバラの主人公を用意するのが面倒だったという
製作者側の都合なのかな……とも受け取れました。
【回想】
各ヒロイン4枠=計16枠
『HaremKingdom -ハーレムキングダム-』より構図が良くなったと感じました。
個人的には回想は、えいみ一強かな(笑)
【システム】
√途中に、セーブ枠が全部埋まってしまったので▲1です。
(オート10枠、自由枠190枠)
思い出が~上書きされていく~
【総評】
良作。
このクオリティを維持できるのなら、次回作も購入します。
(学園ものはノーサンキュー)
公式アンケートにも送ったけど、FDを仮に作ってくれるのであれば、
「OLに成長したえいみルート」と
「多恵子と主人公が学生時代に出会っていたら……ルート」でお願いします(笑)
Score criteria
Character charm : 5/5
Acting voice actor : 5/5
Music sound related : 9/10
Graphic related : 10/10
The fun of the story : 18/20
Stage composition and text : 18/20
Game nature : 0/10
Erotic scene practicality : 5/5
System comfort : 4/5
+α(Satisfaction) : 10/10
Total : 84/100