オタクネタにスポットを当てて、ひたすら追求した結果できた作品。非常にすみっこらしい。ただ、オタクネタが嫌いだったり、シナリオに期待をしてしまうと地雷になりかねない。とりあえず分かったのは、このブランドはエロゲーやアニメ(特に魔法少女)といったモノがすきなんだということ。
前作の『二代目は☆魔法少女』は、OPといい、仁義モノと魔法少女を融合させた設定といい、色々と衝撃的な作品でした。
今作もそういうのを期待して購入しました。
playした感想としては前作のほうが良かったのです。
しかし、今回も自称ナナメ上のネタを作らせればエロゲ業界一、二を争うすみっこらしい作品で面白くplayすることが出来ました。
以下攻略キャラと主人公について、チョイとネタバレをしながら書いていきます。
(七星)
キャッチフレーズは一般人orツンデレ。
う~ん。メインキャラなんですけど苦手な人が多そうな性格。
ツンデレって言うよりは暴力的で面倒くさい。私は、結構ニヤニヤして見ることできたんですけど。
(飛鳥)
キャッチフレーズはゲーオタor完璧超人。
頭が良くて料理ができて完璧すぎる。
そういうことから、共通では部長としてのまとめ役の立場。
しか~し個別では、主人公に臆病な所を見せたり、甘えてくる。
完璧超人なのにそういうところを見せられると・・・可愛すぎます。部長。
(志摩)
キャッチフレーズは鉄ちゃんor野獣。
年から年中、鉄道のことを考えている鉄子。
主人公の手をガブリと噛みます。
恥じらいというものが分からないので、滅茶苦茶なことを言って、主人公を困らせる会話が面白かった。
(忍)
キャッチフレーズはアニオタorミスター弁天道。
これも部長と同じで主人公に見せるギャップが凄くいい。
普段はオスカーを演じているのに主人公の前では女らしさを出してくる。
やばいです。可愛いです。
魔法少女のコスプレをしてノリノリで撮影会をやっている所も良かったですね。
(ましろ)
キャッチフレーズはモデラーorGODHAND
造形に関しては天才。こういう腕がほしい・・・
シナリオが残念すぎてあんまり印象に残ってないんですよね。
出来れば、手先が器用って事で手こきがうまい設定にしてほしかった。
(主人公)
ルートごとに差はあるが社会人として最低限の常識はある。
しかし、オタクなので何事もオタクネタに走ってしまう。が、そこが良かった。
確かにキモイ所はあるけど、決めるところは決めてるし、意外と真摯だから嫌悪感はわかなかった
■シナリオ
これは、あまり期待しないほうがいいです。そこを掘り下げればシナリオ重視になるのに!!って所を、ことごとくネタに走っているので惜しくはあるのですけど・・・。そこはすみっこらしさでしょうかねw
描写不足も少しありました。けど、シナリオゲーならまだしも、萌えゲーでそういう所を詳しく書いちゃうと長くてgdgdになりそうだったので、このままのほうがあっさりしていていいのかなと思います。
■総評
自分が萌えゲーで一番重視するのは主人公です。嫌悪感を抱いたりすると、その作品は終わってしまいます。
自分はチャラチャラした男が、主人公のゲームが大嫌いです。今回はそういうタイプじゃないので普通に楽しめることが出来ました。
このブランドも相変わらず独自の道を歩いているので、そこも良かったです。
次回作も頑張ってほしいと思いました。