苦行のような1章で挫折しないで本当によかった
終わらせるのが勿体無くてちまちまとプレイしてました。
1章は別の理由でちまちまプレイしてましたが。
語り尽くされている感はありますが、本作の魅力はやはりテキスト。
笑える上に場面場面できっちりオチをつけるあたり、上質な漫才を見ているかのよう。
演出面も高い品質でまとまってます。欲をいえばBGMはもう少し欲しかった。
曲数ではなくて曲のバリエーションという意味で。
不満点は二点。
一つは女性キャラがはんこ絵であること。
新しいキャラがでてきたり、服装が変わるたびに軽く混乱するレベルのはんこ絵。
1キャラとしてみれば綺麗に整った絵であるのは確かなのだが、ゲーム中盤ぐらいまでは
キャラの見分けに苦労した。
青だの赤だの紫だのと髪の色が奇抜なキャラが少ないのはいいのだが、それが見分けづらさに拍車をかけてしまっている。
もう一点は物語のラストが案外普通であったこと。
納得がいかないとかつまらないという訳ではなく、むしろ物語に沿っているという意味では
納得できるものではあるのだが、そこに至るまでが普通でないほど面白かっただけにやや肩透かし。
とはいえ全体としてみればなかなかお目にかかれないレベルの面白さ。
ちょっとクドめのテキストでも大丈夫な人には全力でオススメしたい。